2020年6月24日水曜日

辻仁成の「青春小説」を聴いて「冷静と情熱のあいだ」を読む時間

フランスに渡ってからの辻仁成さんのエッセイが好きです。






1994年頃だったかな、

辻さんがソロでシングルを3枚連続リリースしたことがあるんですよね。

そのときの、

青春小説

という曲が好きです。


いろいろな表現ができるでしょうが、

あえて、

「青春小説」

という言葉を選んだところがポイントでしょう。


歌の「世界」、

音楽ならではの「世界」、

文学の『世界』


いろいろと言葉を使って表現されることは多いですよね。

そんな言葉について。




言葉はキュークツ?


1994年頃は、

wwwのインターネットがスタートする黎明期といったところ。

『自分専用のパソコン』を所有している方は少なかったのではないでしょうか。



そして辻仁成さんの「言葉はキュークツ」というソロアルバム。


あの頃に想像していた未来とは違う世界を生きていますが、

インターネットの普及で確実に言葉を使う機会が多くなったと感じています。



あらためて「青春小説」と「言葉はキュークツ」を聴きながら。


いまなお人生を満喫してしまっている自分を、

『こういう生き方もわるくないじゃん』と思ったりしています。



組成変化を起こしつつある世界を目の当たりにしつつ、

わからなくなったら辻さんの言葉をかみしめるといいよ』

と感じているところです。



わからなくて、OK。

自分なりに感じられれば、大丈夫。

世界を直視できているなら、

なんとかなるでしょう。



ネガティブとポジティブの間で、

筋トレに励んでいる毎日です。





新しい本を探すのも良いです。

でも、

本棚から「あの本」を引っ張り出すと、

もっといいかもしれませんよ。




冷静と情熱の間をいったりきたり


冷静と情熱のあいだ」という小説は、

辻仁成さんのバージョンが「冷静と情熱のあいだ blu

江國香織さんのバージョンは「冷静と情熱のあいだ Rosso

の構成になっています。



この作品を体験してから、

あらゆる小説を「別の視点からも」と意識するようになった気がします。




別の視点からも。

いまいる世界も、

こうしている自分のことも。


違った視点を意識すると、

体から余計な力を抜ける気がします。




休憩も大切です。

あなたの心と体にも休憩時間を、ぜひ。


いま目の前の出来事のあれこれや、

組成変化を起こしつつある世界を目の当たりにして、

わからなくなったら辻さんの言葉をかみしめるといいよ』

と私は思います。



あなたは、

誰かの言葉をかみしめる時間を持っていますか?



written by 水瀬次郎


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