カナメモチは剪定のタイミングによって様々な季節に新芽が現れます。
とくに春の新芽は、色といい鮮やかさといい、なんといっても勢いが凄いです。
無口ですが生命力があふれています。
まっかな新芽の生垣や街路樹を見かけると、新年度の切り替えのタイミングということもあり元気がでてきますし、気持ちが引き締まるほどです。
新芽が赤いのは太陽の紫外線から身を守るため。
紫外線への抵抗力が高まれば、だんだんと色も落ち着いていき緑色になっていきます。
カナメモチは葉っぱが魅力ですが、花も咲きます。
カナメモチの花は、小さくて白いです。
意識しなければ見過ごしてしまいます。
カナメモチの花言葉は、『賑やか』です。
カナメモチといえば、生い茂る葉っぱ、さらには真っ赤な新芽。確かに賑やかですよね。
あまり目立つ存在ではないかもしれませんが、カナメモチの白い花も賑やかです。というより密集しています。ゴールデンウイークが過ぎて、真っ赤な新芽の色が落ち着き始める梅雨入り前です。
小さくて白い花が密集しているのも、控えめながらも賑やかさという感じです。そばの花に似ているといわれています。
カナメモチという名前が「かねもち」と似ていることから、金運を招く庭木といわれることもあります。
『なにか縁起の良い木を植えたい』というときに、「カナメモチはいかがでしょう」とおすすめすることも多いです。
風水的な根拠ではなく、あくまでも語呂合わせというか言葉遊びのニュアンスです。苗木がお手頃な価格なので気軽におすすめできます。
生垣にするには苗木がいくつも必要です。今年の新芽が伸びて、夏に緑色に落ち着く頃に「挿し木」をすれば増やせます。
ニュースを見聞するたびに、いろいろと思考を巡らせています。
どうすれば良いだろう。
どれが真実なのか。
良いか悪いかも含めて、あらゆる情報を得ながら。
自分で考えて行動する、あるいは「行動しない」を選択する、という感じです。
地震や台風の被害とも異なるので、すれちがう人のいない並木道を歩いていると平穏そのものに感じてしまいます。
風に吹かれていると、春うららかな幸福感と、夏を待ちわびる期待感が湧きあがってくるのですが、ふとした瞬間に『世界は今・・・』と現実に引き戻されてしまうのです。
結局のところ春ですね
written by 水瀬次郎