Touching Tango Chirimen
必要なところに物が集まってくるのか、着物や帯を人から頂くことが多いです。
最近はひとしきり来るところから集まってきたので、「もう、ないよなぁ」と思っていたのですが、縁あって丹後ちりめんの反物をいただきました。
京都の丹後地方が発祥の地ですね。
表面が独特の凸凹があって、水にあたると縮むことが特徴です。
天気予報で傘マークがあったらまず着用すること自体を控えます。
一度ちりめんの風呂敷を間違えて水に浸してしまったら本当にがっかりするくらい縮んでしまいました。
今は技術が発達して、縮度も少なくなっているのではないでしょうか。
着物地っぽくってとても和風の味を出している生地です。
ちりめんにも何種類もあって特徴がありますね!
化繊にもちりめんの技術が使われているようです。
洗える着物などは風合いがそのような感じに見えます。
せっかくの出会いなので、最後に一枚仕立てようかなぁと考えているところです。
袷にしようか、単衣にしようか????
染めるだけで十分です。地紋が入っていました。
また一つ楽しみができました!!
今時、オーダーメイドになるので、本当に贅沢なんですよね。
洋服を選ぶのが苦手なので、いつの日か着物だけの生活をしてみたいなと思っているのですが、最近の夏の気温にちょっと足踏みをしてしまいます。
どちらか一つにするととっても物が整理されるって聞いたんですが。。
江戸時代の頃に比べるとどのくらい気温が上昇しているんだろうって思います。
現実離れの考えなのかなぁ~
イラスト:.irasutoya
[Updated Jun 2024]
丹後ちりめんに関する最新情報をお届けします。丹後ちりめんは、京都府北部の丹後地方で生産される絹織物で、その歴史は300年以上にわたります。以下に、2024年6月の最新情報を含めた丹後ちりめんの魅力と現状について詳しくご紹介します。
丹後ちりめんの歴史と特徴
丹後ちりめんは、江戸時代に京都の西陣で学んだ技術を基に、丹後地方で独自に発展した絹織物です。経糸には撚りのない生糸、緯糸には強撚糸を使用し、織り上げた後に精練することで生地に独特のシボ(凹凸)が生まれます。このシボが、しなやかでシワになりにくい特性を持つ丹後ちりめんの特徴です1。
丹後ちりめんの製造プロセス
丹後ちりめんの製造は、まず生糸を撚ることから始まります。経糸には撚りをかけず、緯糸には強撚をかけることで、織り上げた生地にシボが形成されます。織り上げた後、生地は精練され、シボが際立つようになります。この精練工程は、丹後ちりめんの品質を左右する重要なプロセスです2。
最新の取り組みとイベント
2024年6月には、丹後ちりめんの精練加工場「TANGO OPEN CENTER」が一般公開されました。この施設では、精練加工の見学ツアーや染色体験のワークショップが開催されており、訪れる人々に丹後ちりめんの魅力を伝えています2。また、直営のファクトリーショップでは、丹後ちりめん製品をはじめとする各種織物や地域産品の販売も行われています。
観光と体験
丹後地方では、丹後ちりめんに関連する観光スポットや体験プログラムが充実しています。例えば、丹後ちりめんハンカチ染色体験や本格手機体験(シルクコースターづくり)など、訪れる人々が実際に丹後ちりめんの製造過程を体験できるプログラムが人気です1。
丹後ちりめんの未来
丹後ちりめんは、伝統を守りつつも新しい技術やデザインを取り入れ、現代のライフスタイルに合った製品を開発しています。例えば、「TANGO OPEN」というブランドは、和装にとどまらず、洋装やインテリアなど多岐にわたる商品展開を行っています1。また、海外展開にも力を入れており、世界的なブランドとのコラボレーションも進んでいます。
まとめ
丹後ちりめんは、その歴史と伝統を守りながらも、現代のニーズに応えるべく進化を続けています。2024年6月の最新情報を含め、丹後ちりめんの魅力を多くの人々に伝えるための取り組みが進んでおり、今後もその発展が期待されます。丹後地方を訪れる際には、ぜひ丹後ちりめんの工房や体験プログラムに参加して、その魅力を肌で感じてみてください。
1: 京丹後ナビ 2: Leaf KYOTO