2024年4月9日火曜日

磯崎新設計の有時庵:素材の質感が織りなす美しいハーモニー

原題:【有時庵】うじあんは素材質感のビューティフル・ハーモニー【磯崎新】


御殿山庭園には茶室があります。
その名は「うじあん」
「有時庵」です。
There is a tea room in Gotenyama Garden. Its name is "Ujian" It is "Tokian".

「有時庵」の魅力
The charm of "Tokian"

磯崎新さんの設計です。
1992年のこと。
屋根の丸さと、壁の四角さが、見事に調和しています。
さまざまな素材が用いられていて、素材それぞれの持ち味がかわるのも魅力。 
さまざまな質感が美しく調和されてハーモニーを奏でています。
ステンレスのにじり口。
チタニウムパネルの壁。
千年屋久杉の囲い壁。
薬師寺の古材の檜は床柱。
短時間の滞在と、長時間の滞在とでは印象が変わるかもしれません。
Designed by Arata Isozaki. It was in 1992. The roundness of the roof and the squares of the walls are in perfect harmony. Various materials are used, and it is also attractive that the characteristics of each material change. Various textures are beautifully harmonized to create harmony. Stainless steel bleeding mouth. Titanium panel wall. The wall of Yakusugi Millennium. The old wood cypress of Yakushiji is a floor pillar. Your impression may change between a short stay and a long stay.












御殿山の界隈には、「原美術館」があります。
原美術館のカフェとホールを監修したのは、磯崎新さんです。
原美術館は個人の邸宅ならではの雰囲気を残しつつ、現代的な居心地の良い空間に整えられています。
紅葉も素晴らしいのですが、夕暮れ時は早く日が暮れてしまうので、少し淋しかったりします。
なので、日の長くなる新緑の季節に散歩するのが、とくに好きです。
In the vicinity of Gotenyama, there is the "Hara Museum". Arata Isozaki supervised the cafe and hall of the Hara Museum. The Hara Museum has been arranged in a modern and cozy space while retaining the atmosphere of a private residence. The autumn leaves are wonderful, but at dusk the sun sets early, so I feel a little lonely. So I especially like taking a walk during the long fresh green season.

御殿山は桜の名所


「御殿山トラストシティ」の「御殿山庭園」のなかには、風雅な建物がひっそりと佇んでいます。

【2024年4月加筆】
[Updated April 2024]


## 磯崎新の代表的な建築作品

### 1. 筑波センタービル
筑波センタービルは、茨城県つくば市に位置する複合施設で、1983年に完成しました。この建物は、都市計画と建築デザインの融合を目指したもので、磯崎新の代表作の一つです。センタービルは、オフィス、商業施設、文化施設が一体となった複合施設であり、都市の中心として機能しています。

### 2. 北九州市立美術館
北九州市立美術館は、福岡県北九州市に位置する美術館で、1974年に開館しました。この美術館は、磯崎新の初期の代表作の一つであり、モダニズム建築の影響を受けたデザインが特徴です。美術館は、地元の芸術作品や国際的なアートを展示しており、地域の文化発信拠点となっています。

### 3. ロサンゼルス現代美術館 (MOCA)
ロサンゼルス現代美術館は、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスに位置する美術館で、1986年に開館しました。この美術館は、磯崎新が設計した初の海外プロジェクトであり、彼の国際的な評価を高めるきっかけとなりました。MOCAは、現代アートの展示に特化しており、世界中のアーティストの作品を収蔵しています。

### 4. ドーハ・カタール国立図書館
カタール国立図書館は、カタールの首都ドーハに位置する図書館で、2017年に開館しました。この図書館は、磯崎新が設計した最新のプロジェクトの一つであり、未来的なデザインが特徴です。図書館は、カタールの文化と知識の中心として機能しており、最新の技術を駆使した施設が整っています。

## 建築界の最新トレンド

### 1. サステナブル建築
2024年現在、建築界ではサステナブル建築が大きなトレンドとなっています。環境に配慮した設計やエネルギー効率の高い建物が求められており、再生可能エネルギーの利用や省エネ技術の導入が進んでいます。磯崎新の作品も、環境に配慮したデザインが取り入れられており、持続可能な未来を目指しています。

### 2. スマートシティ
スマートシティは、最新のICT技術を活用して都市の効率化と住民の生活の質を向上させる取り組みです。2024年現在、多くの都市でスマートシティプロジェクトが進行中であり、建築物もその一環としてスマート化が進んでいます。磯崎新の作品も、最新の技術を取り入れたデザインが特徴であり、未来の都市像を描いています。

### 3. バイオフィリックデザイン
バイオフィリックデザインは、自然との調和を重視した設計手法であり、建物内外に自然要素を取り入れることで、住環境の質を向上させることを目指しています。植物や水、自然光を取り入れたデザインが特徴であり、健康やウェルビーイングに寄与するとされています。磯崎新の作品も、自然との調和を意識したデザインが多く見られます。

## 2024年4月時点の最新情報

### 1. 磯崎新の新プロジェクト
2024年4月現在、磯崎新は新たなプロジェクトに取り組んでいます。最新のプロジェクトとして注目されているのは、東京の新しい文化施設の設計です。この施設は、伝統と現代の融合をテーマにしており、磯崎新の独自のデザインが光る建物となる予定です。

### 2. 建築展覧会
2024年には、磯崎新の作品を紹介する大規模な展覧会が開催される予定です。この展覧会では、彼の代表作や未発表のプロジェクト、設計図や模型などが展示され、磯崎新の建築哲学を深く理解することができます。展覧会は、東京、大阪、福岡など全国各地で巡回予定です。

### 3. 建築賞の受賞
磯崎新は、2024年に新たな建築賞を受賞しました。この賞は、彼の長年にわたる建築界への貢献と、革新的なデザインが評価されたものです。受賞式では、彼のこれまでの功績が称えられ、多くの建築家や関係者が祝福しました。

### 4. 建築教育の推進
磯崎新は、建築教育の重要性を強調しており、若手建築家の育成にも力を入れています。2024年には、彼が監修する建築教育プログラムがスタートし、多くの学生が参加しています。このプログラムでは、実践的な設計演習やワークショップが行われ、次世代の建築家を育成することを目指しています。

## まとめ

磯崎新の代表的な建築作品や建築界の最新トレンド、そして2024年4月時点の最新情報を紹介しました。彼の作品は、伝統と現代の融合をテーマにした独自のデザインが特徴であり、多くの人々に影響を与えています。今後も彼の新たなプロジェクトや活動に注目し、建築界の発展に寄与することを期待しています。

written by 水瀬次郎

オリジナル投稿:2019年4月9日