2024年4月26日金曜日

◆万葉集に親しむ◆ ~その4~ 玉葛…… ◆ Familiar with Manyoshu ◆ ~ No.4 ~ Tamakatsu ……

◆ Familiar with Manyoshu ◆ ~ No.4 ~ Tamakatsu …… 

万葉集に親しむ
Familiar with Manyoshu


その4:玉葛……
Part 4: Tamakatsu ……


今回は、切ない恋心を詠った歌を取り上げました。これは、大伴宿禰(おおとものすくね)が巨勢郎女(こせのいらつめ)に求婚をするときに詠んだ歌に、巨勢郎女が返した歌です。

玉葛花み咲きてならずあるは誰が恋にあらめ我は恋ひ思ふを
(一〇二 巨勢郎女)

🌸玉葛(たまかずら)のように花だけ咲いて実がならないのは、一体どこのどなたの恋なのでしょう。わたしはこんなに思い慕っておりますのに……。

🍁この歌の前に、大伴宿禰は、「葛の花のように実がならないのは、恐ろしい神のたたりだといいますよ……」と、一向に実りを見せることのない恋心を詠って巨勢郎女へ送っています。それに対して巨勢郎女は、「実らないのはあなたのせいでしょう?」と上記の歌を返しているのですね。あの時代も、相手の心の中が分からずに悶々としていたようです。これはまさしく恋の奥義。あからさまに思いをオープンにするよりも、ちょっと引いて、相手の思いを引き出すという大人の恋。見習うところ多しです。ちなみにこの二人はめでたく結婚して夫婦になったようですよ。

💡この「玉」は「葛」にかかる接頭語で、「玉葛」は、長く蔓を伸ばすということから「永遠に、末永く」という意味で「花」や「実」の前に置かれる枕詞です。相互に、「あなたと結ばれて永遠の関係を持ちたいのに、どうしてそれが分かってもらえないのでしょう」という気持ちを婉曲的に表現しているのですね。見えそうで見えないもの、分かりそうで分からないものに心惹かれるのは、昔も今も同じなのかもしれません。

This time, I picked up a song about a sad love. This is the song that Otomo Sukune wrote when he proposed to Kose no Iratsume, and the song was returned by Otomo Sukune. Tamakatsuhana Misaki isn't there, but who's in love, I'm in love (102 Giant Rojo) 🌸 Who is the one who blooms like Tamakazura and doesn't bear fruit? I'm so fond of it ... 🍁 Before this song, Otomo Jukusei said, "It's said that it's a terrifying god's tatari that doesn't bear fruit like a kudzu flower ..." I am sending it to the giant woman. On the other hand, Gioseiro-jo returns the above song, "Is it your fault that it doesn't bear fruit?" Even at that time, it seems that he was in agony without knowing the other person's heart. This is exactly the mystery of love. Adult love that draws out the thoughts of the other person by pulling a little rather than opening the thoughts openly. There are many places to learn. By the way, it seems that these two people got married happily and became a married couple. 💡 This "tama" is a prefix for "kuzu", and "tamakuzu" is a makurakotoba that is placed in front of "flower" and "fruit" in the sense of "forever, forever" because it grows vines for a long time. .. They euphemistically express the feeling that "I want to have an eternal relationship with you, but why don't you understand it?" It may be the same in the past and present that I am attracted to things that seem to be visible but not visible, and things that seem to be understandable and unknown.

【2024年4月加筆】 [Updated April 2024]

万葉集の背景と歴史

万葉集は、日本最古の歌集であり、奈良時代に編纂されました。約4500首の歌が収められており、天皇から庶民まで幅広い階層の人々の歌が含まれています。万葉集は、日本の古典文学の中でも特に重要な位置を占めており、その多様な表現やテーマは現代にも通じるものがあります。

玉葛の歌

「玉葛(たまかずら)」は、万葉集の中でも特に美しい表現が多く見られる歌の一つです。玉葛は、蔓植物の一種で、その絡み合う様子が人間関係や感情の複雑さを象徴しています。この歌では、恋愛や友情、家族愛など、さまざまな人間関係が詠まれています。

最新の研究とイベント情報

2024年4月から2025年3月にかけて、奈良県立万葉文化館では「万葉集をよむ」という連続講座が開催されます。この講座では、万葉集の巻8を中心に、各回ごとに異なるテーマで歌を読み解いていきます12。以下は、講座の詳細です。

  • 開催期間: 2024年4月24日(水)~2025年3月26日(水)
  • 開催時間: 各回14:00~15:30(開場13:30)
  • 開催場所: 奈良県立万葉文化館
  • 参加費: 無料
  • 定員: 各回150名(予定)
  • 申込方法: 事前申込不要(オンライン参加は要事前申込)

講座スケジュール

  • 4月24日: 春の雑歌(ぞうか)(1)1418~1427番歌
  • 5月22日: 春の雑歌(ぞうか)(2)1428~1431番歌
  • 6月26日: 春の雑歌(ぞうか)(3)1432~1440番歌
  • 7月24日: 春の雑歌(ぞうか)(4)1441~1447番歌
  • 8月28日: 春の相聞(そうもん)(1)1448~1455番歌
  • 9月4日: 春の相聞(そうもん)(2)1456~1464番歌
  • 10月23日: 夏の雑歌(ぞうか)(1)1465~1471番歌
  • 11月27日: 夏の雑歌(ぞうか)(2)1472~1479番歌
  • 12月4日: 夏の雑歌(ぞうか)(3)1480~1488番歌
  • 1月22日: 夏の雑歌(ぞうか)(4)1489~1497番歌
  • 2月26日: 夏の相聞(そうもん)(1)1498~1506番歌
  • 3月26日: 夏の相聞(そうもん)(2)1507~1510番歌

万葉集の魅力を深めるために

万葉集の歌を理解するためには、その背景や歴史を知ることが重要です。以下のポイントに注目してみてください。

  1. 歌のテーマ: 万葉集には、恋愛、自然、人生の喜びや悲しみなど、さまざまなテーマが詠まれています。これらのテーマは、現代の私たちにも共感できるものが多いです。
  2. 表現技法: 万葉集の歌は、比喩や擬人法などの修辞技法を駆使して、美しい表現がされています。これらの技法を学ぶことで、歌の深い意味を理解することができます。
  3. 歴史的背景: 万葉集が編纂された奈良時代の歴史や文化を知ることで、歌の背景にある時代の雰囲気や人々の生活を感じ取ることができます。

参考文献とリソース

万葉集をさらに深く学ぶための参考文献やリソースをいくつか紹介します。

  • 書籍: 「万葉集全訳注」(角川ソフィア文庫)、大岡信「万葉集を読む」(岩波新書)など。
  • オンラインリソース: 奈良県立万葉文化館の公式サイトや、万葉集に関する学術論文が掲載されているデータベースなど。

まとめ

万葉集は、日本の古典文学の中でも特に重要な作品であり、その魅力は時代を超えて多くの人々に愛されています。今回の「玉葛」に続く情報として、万葉集の背景や歴史、最新の研究やイベント情報を提供しました。これを機に、さらに万葉集の世界に触れてみてください。

1: 奈良県立万葉文化館のイベント情報 2: 奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」



written by Kazusa









オリジナル投稿:2019年4月26日

幸福の木の育て方・風水効果・最新トレンドを徹底解説

 原題:徒然なる日々 幸福の木

出典元:筆者撮影
幸福の木に花が咲きました。
30年も経って始めてです。
なぜか夕方になると香りが立ってきます。
カサブランカのような芳香です。
強い香りで食事の席には不似合いです。
朝になると香りは全くしていないので、
一日花なのかと思っていましたが、
翌日も夕方になると香りが立ってきました。
不思議ですね~
他でも見たことがないので珍しいのでしょうか?
ちょっとした楽しみを見つけることができて
嬉しくなった出来事でした!!

【2024年4月加筆】 [Updated April 2024]

幸福の木(ドラセナ・フラグランス)の基本情報

学名: Dracaena fragrans
科名: リュウゼツラン科
原産地: 熱帯アフリカ
特徴: 幸福の木は、光沢のある緑色の葉と、白い花を咲かせることが特徴です。特に、花が咲くと甘い香りが漂うため、観葉植物として人気があります。

幸福の木の育て方

: 幸福の木は明るい間接光を好みますが、直射日光は避けるようにしましょう。直射日光に当たると葉焼けを起こすことがあります。

水やり: 土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、過湿には注意が必要です。特に冬場は水やりの頻度を減らし、土が完全に乾いてから水を与えるようにします。

温度: 幸福の木は温暖な環境を好みます。理想的な温度は15℃〜25℃です。冬場は10℃以上を保つようにしましょう。

肥料: 成長期(春から秋)には、月に1回程度の液体肥料を与えると良いでしょう。冬場は肥料を控えます。

幸福の木の最新情報(2024年4月時点)

新しい品種の登場: 2024年4月には、新しい品種の幸福の木が市場に登場しました。この品種は、従来のものよりも葉の色が鮮やかで、耐寒性が向上しているため、より広い地域での栽培が可能となっています1

環境への配慮: 最近の研究では、幸福の木が室内の空気を浄化する効果があることが確認されています。特に、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害物質を吸収する能力が高いとされています2

育て方のトレンド: 2024年には、幸福の木を育てる際に、ハイドロカルチャー(水耕栽培)が注目されています。これにより、土を使わずに清潔に育てることができ、虫の発生を防ぐことができます3

幸福の木の病害虫対策

病気: 幸福の木は比較的病気に強い植物ですが、過湿や通気不良によって根腐れや葉の黄変が発生することがあります。これを防ぐためには、適切な水やりと風通しの良い環境を保つことが重要です。

害虫: アブラムシやハダニが発生することがあります。これらの害虫は、葉の裏側に付着し、植物の成長を妨げます。発見した場合は、速やかに取り除くか、適切な殺虫剤を使用します。

幸福の木の増やし方

挿し木: 幸福の木は挿し木で簡単に増やすことができます。春から夏にかけて、健康な茎を切り取り、水に挿して根が出るのを待ちます。その後、土に植え替えます。

株分け: 大きく成長した株を分けて増やす方法もあります。株分けは、春から夏にかけて行うのが適しています。

幸福の木の風水効果

風水における意味: 幸福の木は、風水において「幸運を呼び込む植物」として知られています。特に、玄関やリビングに置くことで、家庭に幸福と繁栄をもたらすとされています。

配置のポイント: 幸福の木を置く場所としては、家の東側や南側が良いとされています。これにより、良い気を取り込みやすくなります。

幸福の木の利用例

インテリアとして: 幸福の木は、その美しい葉と香りで、室内のインテリアとして人気があります。特に、リビングやオフィスのデコレーションに最適です。

ギフトとして: 幸福の木は「幸福をもたらす」とされるため、贈り物としても喜ばれます。特に、新築祝い、結婚祝い、開店祝いなどのシーンで贈られることが多いです。

幸福の木に関するQ&A

Q1: 幸福の木の花が咲かないのはなぜですか?
A1: 幸福の木の花が咲かない原因としては、光不足や温度管理の問題が考えられます。適切な環境を整えることで、花を咲かせることができます。

Q2: 幸福の木の葉が黄色くなるのはなぜですか?
A2: 葉が黄色くなる原因としては、過湿や乾燥、肥料不足が考えられます。水やりの頻度や肥料の量を見直すことで改善できます。

Q3: 幸福の木を屋外で育てることはできますか?
A3: 幸福の木は寒さに弱いため、冬場は室内で育てることをお勧めします。夏場は屋外で育てることも可能ですが、直射日光を避けるようにしましょう。

まとめ

幸福の木は、その美しい葉と香りで多くの人々に愛される観葉植物です。適切な環境で育てることで、長く楽しむことができます。2024年4月時点の最新情報を加味し、幸福の木の育て方や最新のトレンド、病害虫対策などを紹介しました。これからも幸福の木を育てる楽しみを感じていただければ幸いです。

written by ブー船長とスヌ 

オリジナル投稿:2020年4月26日