2024年11月8日金曜日

SDGsで17のゴールその筆頭は「貧困をなくそう」だからベーシックインカムも重要テーマ

 


SDGsには17のゴールがあります。
17のゴール。
そのうちの筆頭が、
1.貧困をなくそうです。
SDGsというのは、持続可能な開発目標のこと。
2030年までに「持続可能でより良い世界を目指す」という国際目標のことです。
SDGsとの関連からもベーシックインカムの重要性を感じます。
ベーシックインカムのメリットとデメリットをあらためて考えながら、私自身も自分なりの意見をブラッシュアップしていきます。

英語でUniversal BasicIncomeその意味は


【2024年11月加筆】
[Updated November 2024]

SDGsとベーシックインカムの重要性

持続可能な開発目標(SDGs)は、2030年までに達成すべき17のグローバルな目標を掲げています。その筆頭に挙げられているのが「貧困をなくそう」です。この目標は、全ての人々が基本的な生活を送るための最低限の収入を確保することを目指しています。ここで注目されるのが、ベーシックインカム(BI)の導入です。ベーシックインカムは、全ての国民に無条件で一定額の現金を定期的に支給する制度であり、貧困削減の有力な手段とされています。

ベーシックインカムの意義と効果

ベーシックインカムの導入は、以下のような多くのメリットをもたらします。

  1. 貧困削減:

    • ベーシックインカムは、全ての人々に最低限の生活を保障することで、貧困を根本的に解消する手段となります。特に、収入が不安定な労働者や失業者にとっては、生活の安定をもたらします。

  2. 経済的安定:

    • 定期的な現金支給により、消費が促進され、経済全体の安定化に寄与します。これにより、経済の循環が活発化し、景気の底上げが期待されます

  3. 社会的包摂:

    • ベーシックインカムは、全ての人々に対して平等に支給されるため、社会的な格差を縮小し、社会的包摂を促進します。これにより、社会全体の安定と調和が図られます

  4. 労働市場の柔軟性:

    • ベーシックインカムが導入されることで、労働者はより自由に職業選択ができるようになります。これにより、労働市場の柔軟性が高まり、イノベーションや創造性が促進されます

最新の動向と課題

2024年11月時点での最新情報を基に、ベーシックインカムに関する動向と課題を以下にまとめます。

  1. 導入事例の増加:

    • 世界各地でベーシックインカムの試験導入が進んでいます。例えば、フィンランドやカナダでは、一定期間にわたりベーシックインカムの効果を検証するための実験が行われています。

  2. 財源確保の課題:

    • ベーシックインカムの導入には膨大な財源が必要です。そのため、財源確保の方法が大きな課題となっています。税制改革や新たな財源の確保が求められています

  3. 政策の一貫性:

    • ベーシックインカムの導入には、既存の社会保障制度との整合性を保つことが重要です。既存の制度をどのように統合し、効率的に運用するかが問われています


written by 水瀬次郎

英語でUniversal BasicIncomeその意味は

 


 ベーシックインカムについて調べて考えたりするうちに、基本的なことってなんだろう確認しておきたいなと思いました。
まずはその名前「ベーシックインカム」の意味するところについてです。
名前について
ベーシックインカムは英語でBasicIncomeです。
意味について
incomeは収入の意味。

UBI
ベーシックインカムを「UBI」と表記することもあります。Universal BasicIncomeというわけです。
ユニバーサルとつけることで「みんな・全員」のニュアンスがでていますね。
ですから生活保護とも異なります。
余談です
仕事柄でインカムと言えば無線機・トランシーバーという環境で暮らしているため、初めてベーシックインカムという単語を見聞きした頃も「ベーシックインカム。インカム?」と感じた記憶がまだ残っています。収入を意味する単語と知ってからもベーシックインカムと発音するたびに別の映像が脳内に浮かび上がることがしばしば。
ですが「給付金」が給付されて実感が得られている現在ではベーシックインカムもベーシックインカムとしてストレートに認識できるようになってきています。

【2024年11月加筆】
[Updated November 2024]


1. UBIの定義と基本原則

ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)は、すべての市民が政府から無条件で定期的に一定額の現金を受け取る政策提案です。UBIの基本原則には以下の要素が含まれます:

  • 普遍性:すべての個人が支給を受ける。
  • 無条件性:受給にあたって条件がない。
  • 定期性:定期的に支給される(通常は月単位)。
  • 個人単位:世帯ではなく個人に支給される。

2. 最近の動向とパイロットプログラム

2024年には、いくつかの地域でUBIの取り組みが進展しています:

3. 経済的および社会的影響

UBIは、さまざまな経済的および社会的問題に対処する手段と見なされています:

4. UBIの資金調達

UBIの実施における主要な課題の一つは資金調達です。さまざまなモデルが提案されています:

5. 技術的失業とUBI

人工知能や自動化の進展に伴い、UBIは技術的失業への解決策としてますます注目されています:

6. ケーススタディとパイロットプログラム

いくつかのパイロットプログラムは、UBIの効果に関する貴重な洞察を提供しています:

7. 批判と課題

UBIには多くの潜在的な利益がある一方で、いくつかの批判と課題も存在します:

8. UBIと持続可能な開発目標(SDGs)

UBIは、いくつかの国連持続可能な開発目標(SDGs)と一致しています:

9. 将来の展望と研究

UBIの将来は、継続的な研究とパイロットプログラムに依存しています:

10. 結論

ユニバーサル・ベーシック・インカムは、社会福祉と経済の安定に対する変革的なアプローチを提供します。課題は残るものの、UBIの潜在的な利益は将来の政策オプションとして非常に魅力的です。継続的な研究、パイロットプログラム、および公共の議論が、UBIの未来を形作る上で重要となるでしょう。

これらの情報を通じて、読者はUBIの全体像とその社会への影響をより深く理解することができるでしょう。

3: United Nations - Rethinking Universal Basic Income 2: Malay Mail - Universal Basic Income as Social Empowerment 1: Basic Income News - UBI in Oregon


written by 水瀬次郎

ベーシックインカムで労働意欲がなくなる?

オリジナル投稿:2021年11月8日