2021年3月19日金曜日

I Wanna Dance 崎谷健次郎のいかしたダンスナンバーは、たった一度だけでも永遠に色あせない!



 I Wanna Dance



作詞 有木林子         作曲 編曲 崎谷健次郎

single, album 「Kiss of Life」 1989.4.


ある種の、潔さ。


『こわれた夢などいらないさ』というフレーズが、当時の自分にピッタリだったのも覚えています。いけいけムードに近いというか、過去を振り返ってくよくよしている時間がもったいなくて。とにかく今を生きている。いさぎよくもありつつ、ドライで刹那的でもありつつ、あのままあの時代がずっと続いていくんじゃないかとさえ感じていました。一夜明けると、けろっと忘れていますが。




崎谷健次郎公式チャンネルimpressionで公開されているLIVE動画は、1989年のもの。


1989年の空気。あの空気。映像と演奏から伝わってくるもの以上に、自分の中で保管されていた感情と感動がよみがえってきます。


LIVE、コンサート。機会があれば見逃すことなく出かけていた、あの当時。もっと体験しておきたかったという思いもあるにはあるのですが、それ以上に「たった一度だけでも永遠に色あせないインパクト」となって自分の中に残っていることが嬉しいです。


この「I Wanna Dance」は、熱気があるのに冷静な雰囲気がするので、そこがまた心地良くて、ついついリピートしてしまいます。


LIVEでの崎谷さんは激しく動き回ってダンスしまくっていた印象があります。だからこそ、なおのことCDを聴くたびに脳裏に映像がよみがえってきて、楽しくなっていたわけです。楽曲の音だけを聴いているだけでは、あの感覚は味わえないかもしれませんが、音楽だけでも充分に楽しめるのは言うまでもありません。


踊っているだけじゃなくて、暴れてるんじゃないかっていうくらい激しく駆けまわっていたような記憶もあるんですが、記憶だからこそイメージが増幅されているのかもしれませんね。


1989年、リリースされたばかりの「Kiss of Life」を飽きることなく聴きまくっていたわけですが、なんていうかもう本当に、うん、うまく言えないです。この曲、このアルバムに出会っていて、本当に良かったと実感しています。最高。








written by 水瀬次郎