2019年10月5日土曜日

徒然なる日々 不苦者有智





「不苦者有智」(ふくはうち)

上から読むと、ふくわうち。
2月の豆まきの時に福が内に入ってくるようにと願いを込めて・・・

節分を過ぎると「下から読んでね~」と
お弟子さんによく声をかけていました。

1月の終わりからかけても節分までは時間はあまりないです。

季節物といえばどんぴしゃりなのですが、
他の時期にもかけたいなぁとよく思っていました。



今は10月です。
下から読むと、ち(智)あ(有)るもの(者)はくる(苦)しからず(不)。

知恵が自分が困ったときに助けになることがある・・というような意味です。



どちらかというと、この言葉の方が気に入って、
2月だけではもったいない!と、出してみました。


久しぶりに空気に触れて嬉しそうです。


上下のどちらからも読めるという言葉遊びがあって
洒落ているな~と思ったものです。

日本語、いいな!





一緒に出してみたのは
遠山蒔絵の大棗と柿の香合。


柿は本物みたいに精巧に作られています。


名匠が作ったものではないのですが
素朴感と柿の雰囲気がとてもよく出ているので
かわいいです!

我が家はすでに初みかんになってしまったので
柿は見ておしまいになるかもしれません!?




5日までに出し終えてホッとしました。

それ以上すぎてしまうと、変えなくてもいいかな~と
さぼりぎみになってしまいます。


一緒に他の道具は何を取り合わせてみたいですか?

鉄風呂でシュミレーションはいかがでしょう?