2024年4月7日日曜日

絶景!日立駅のガラスの結界:建築美と安全性の融合

原題:絶壁に建つガラスの結界



日立駅舎を設計したのは建築家・妹島和世さん。
茨城県日立市出身。
The Hitachi station building was designed by architect Kazuyo Sejima. She is from Hitachi City, Ibaraki Prefecture.

SANAA


SANAAは、
Sejima and Nishizawa and Associates
妹島和世(せじまかずよ)さんと西沢立衛(にしざわりゅうえ)さんによる日本の建築家ユニットです。
2010年に、プリツカー賞を受賞しています。

SANAA Sejima and Nishizawa and Associates It is a Japanese architect unit by Kazuyo Sejima and Ryue Nishizawa. In 2010, he won the Pritzker Prize.

絶壁に建つガラスの結界   
A glass barrier on a precipice


日立駅は海岸近くの断崖絶壁の上に建っています。
日立駅からの眺めには、なにか異世界に通じてしまうような感覚がつきまといます。
でも大丈夫。しっかりと結界が張られていますので。
ガラスの結界。
透明な世界で、向こう側が見えますが、向こうには行けません。
通り抜けられないのです。
もちろん、ぐるっと迂回していけば、向こう側に行くことはできるのですが、いちばんよく見える場所は完璧に遮断されています。
建物の耐震性、強化されているガラス。
そう簡単には壊れないよ、ということが安心感につながっているのと同時に、完璧な遮断の証明です。
おりしも、この駅舎が建築されたのは2010年度。
311が直撃したのは、新駅舎としてオープンする直前。2011年。
311で運休になった常磐線は、いつ再開されるとも知れずに、ずいぶん長い間とても静かでした。
いまここから振り返れば、ほんの数週間。新駅舎は、2011年度が始まった4月初めにオープンしました。
いまでも常磐線が動かなかった静寂の日々を思い出すとき、『ああ、ああ、ああ』という、言葉にならない安心感と緊張感で一杯になります。

Hitachi Station is built on a precipitous cliff near the coast. The view from Hitachi Station has a feeling of being connected to a different world. but it's okay. Because the barrier is tightly stretched. Glass barrier. In a transparent world, you can see the other side, but you can't go there. I can't go through. Of course, if you make a roundabout detour, you can go to the other side, but the best visible place is completely blocked. Seismic resistance of the building, reinforced glass. The fact that it doesn't break so easily gives us a sense of security, and at the same time, it's a proof of perfect blocking. This station building was built in 2010. 311 hit directly just before it opened as a new station building. 2011. The Joban Line, which was suspended at 311 was very quiet for a long time, not knowing when it would be restarted. Looking back from here, it's only a few weeks. The new station building opened in early April, when 2011 began. Even now, when I remember the quiet days when the Joban Line didn't move, I was filled with the indescribable sense of security and tension, "Oh, oh, oh."

ブルネル賞
Brunel Award

日立駅は、鉄道関連の国際コンペティション・ブルネル賞を、2014年に受賞しています。
第12回ブルネル賞受賞について  JR東日本

Hitachi Station won the Brunel Award for International Railway Competition in 2014. About the 12th Brunel Award Winner JR East


【2024年4月加筆】
[Updated April 2024]


**絶壁に建つガラスの結界**の記事を読んだ方々に、次に提供すべき情報として、世界中の他の驚異的なガラス構造物や絶景スポットについて紹介します。これらの場所は、訪れる人々に驚きと感動を与えるだけでなく、その建築技術やデザインの素晴らしさも堪能できます。

#### 1. 天門山のガラスの歩道(中国)

中国湖南省の天門山には、絶壁に設置されたガラスの歩道があります。この歩道は、海抜1430メートルの高さにあり、全長60メートルのガラスの通路が設置されています。歩道を歩くと、足元に広がる世界が見渡せ、まるで空中を歩いているかのような感覚を味わえます。この場所は、高所恐怖症の人にとっては試練の場となるかもしれませんが、そのスリルと美しい景色は一見の価値があります。

#### 2. 白石山のガラスの通路(中国)

河北省の白石山景区には、絶壁にかかるガラスの通路があります。この通路は、全長266メートルで、海抜1180メートルの高さに設置されています。歩道を歩くと、足元に広がる谷底が見え、ビクビクしながらもガラスにひびが入る音と共にスリルを味わえます。この場所は、訪れる人々にとって忘れられない体験となるでしょう。

#### 3. グランドキャニオン・スカイウォーク(アメリカ)

アメリカのアリゾナ州にあるグランドキャニオン・スカイウォークは、グランドキャニオンの絶壁に設置されたガラスの歩道です。この歩道は、U字型に突き出しており、谷底から約1200メートルの高さにあります。スカイウォークからは、グランドキャニオンの壮大な景色を360度見渡すことができ、まるで空中に浮かんでいるかのような感覚を味わえます。

#### 4. ダッハシュタイン・スカイウォーク(オーストリア)

オーストリアのダッハシュタイン山には、ダッハシュタイン・スカイウォークというガラスの展望台があります。この展望台は、海抜2700メートルの高さにあり、アルプス山脈の美しい景色を一望できます。スカイウォークからは、遠くの山々や谷底を見渡すことができ、その絶景は訪れる人々に感動を与えます。

#### 5. 東京スカイツリーのガラス床(日本)

日本の東京スカイツリーには、ガラス床が設置されています。このガラス床は、地上450メートルの高さにあり、足元に広がる東京の街並みを見下ろすことができます。スカイツリーの展望台からは、東京の夜景や富士山などの美しい景色を楽しむことができ、訪れる人々にとって忘れられない体験となるでしょう。

#### 6. シカゴのウィリス・タワーのスカイデッキ(アメリカ)

アメリカのシカゴにあるウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー)には、スカイデッキというガラスの展望台があります。この展望台は、地上412メートルの高さにあり、シカゴの街並みを一望できます。スカイデッキからは、シカゴ川やミシガン湖などの美しい景色を楽しむことができ、そのスリルと絶景は訪れる人々に感動を与えます。

#### 7. カナダのグレイシャー・スカイウォーク

カナダのアルバータ州にあるグレイシャー・スカイウォークは、ジャスパー国立公園内に設置されたガラスの歩道です。この歩道は、谷底から約280メートルの高さにあり、氷河や山々の美しい景色を見渡すことができます。スカイウォークからは、氷河の壮大な景色や野生動物を観察することができ、自然の美しさを堪能できます。

#### 8. フランスのエギーユ・デュ・ミディのスカイウォーク

フランスのシャモニーにあるエギーユ・デュ・ミディには、スカイウォークというガラスの展望台があります。この展望台は、海抜3842メートルの高さにあり、モンブラン山脈の美しい景色を一望できます。スカイウォークからは、遠くの山々や谷底を見渡すことができ、その絶景は訪れる人々に感動を与えます。

#### 9. スイスのシュタンスホルンのキャブリオ・ケーブルカー

スイスのシュタンスホルンには、キャブリオ・ケーブルカーというガラスのケーブルカーがあります。このケーブルカーは、屋根が開放されており、乗客は風を感じながら山頂へと向かうことができます。ケーブルカーからは、スイスの美しい山々や湖の景色を楽しむことができ、そのユニークな体験は訪れる人々に感動を与えます。

#### 10. 香港のビクトリア・ピークのスカイテラス

香港のビクトリア・ピークには、スカイテラスというガラスの展望台があります。この展望台は、地上428メートルの高さにあり、香港の美しい夜景を一望できます。スカイテラスからは、ビクトリア湾や香港島の美しい景色を楽しむことができ、その絶景は訪れる人々に感動を与えます。

### まとめ

これらのガラス構造物や絶景スポットは、訪れる人々に驚きと感動を与えるだけでなく、その建築技術やデザインの素晴らしさも堪能できます。絶壁に建つガラスの結界の記事を読んだ方々には、ぜひこれらの場所も訪れてみてください。それぞれの場所で、異なる絶景とスリルを味わうことができるでしょう。


written by 水瀬次郎

オリジナル投稿:2019年4月7日

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