2025年3月3日月曜日

確定申告で役立つふたばさんの活用法と給付金に関する最新情報

原題:確定申告で困ったら2021ふたばさん! 【10万円定額給付金は非課税】【事業の持続化給付金は事業所得で課税対象】


確定申告の季節です。

確定申告の書類を、あらためて見ていたら、

『確定申告でお困りのときは゛ふたば ゛にご相談ください』

という文章が目につきました。

ふたばって?


ふたばとは!?

税務職員ふたばさんでした。

正確には、

国税庁ホームページ税務相談チャットボットの「税務職員ふたば」です。

人工知能による自動回答というわけですね。

そういえばイラストになっていました。


ちなみに国税庁のホームページは、こちら

ふたばさんは、どこでしょう?

見当たりません。

てっきり、確定申告の書類に描かれているイラストで現れるのかと思いました。

国税庁ホームページ税務相談チャットボットは、こちらです。


『チャットボット(ふたば)に質問する』を開けると、

ようやく彼女、ふたばさんが登場しました。

リーフレット


今回の確定申告で注意したいポイント

ちょっと気になっていたのが、あれ。

具体的にいうと、「給付金」ですね。

どういう扱いになるのでしょう?


1. 特別給付金10万円は非課税

一律で10万円給付された、あの給付金。

すなわち「特別定額給付金」、これは非課税。

申告の必要ありません。


2. 持続化給付金は事業所得として課税対象

2019年の「ある月」と、2020年の同じ月を比べて『売上が50%以上減少している』、

そんな個人事業主やフリーランスの方々が給付対象となった給付金すなわち、


事業の持続化給付金

これは事業所得です。つまり課税対象。


3. 家賃支援給付金

これも事業所得になり、課税対象です。


まとめ?

確定申告の必要がないのは、

・特別定額給付金

・子育て世帯への臨時特別給付金

です。

給与所得控除が10万円引き下げられていたり、

基礎控除が10万円引き上げられて48万円になっていたり、

変わっている項目がありますね。

さくっと申告書を作成して、ささっと済ませましょう。


確定申告の提出期限は? 2021年は4月15日(木)まで


【参考になれば?】

【基本】すぐに確認しておきましょう!給付金【ひとり10万円】【事業の持続化給付金】【フリーランスも】【子育て】【家賃】申請期限にもご注意を!!



【2025年3月加筆】
[Updated Mar 2025]


## 1. 2025年の確定申告の変更点

### 1.1 定額減税の導入
2025年(令和6年分)の確定申告では、新たに定額減税が導入されました。この制度は、納税者本人および扶養親族1人につき3万円の所得税を直接的に減額するものです。住民税についても同様に、納税者本人および扶養親族1人につき1万円の減額が適用されます。

### 1.2 所得金額調整控除の記入方法の変更
所得金額調整控除を受ける場合、確定申告書の第二表「配偶者や親族に関する事項」欄の「その他」欄に「1」を記入する必要があります。また、定額減税の対象となる配偶者や扶養親族がいる場合、「2」を記入する必要があるため、誤記入に注意しましょう。

### 1.3 子育て世代等の住宅ローン減税の拡充
2025年の確定申告では、子育て世代や若者夫婦世帯が住宅取得やリフォームを行った場合、借入限度額に上乗せがされる制度が設けられました。これにより、住宅ローン控除の適用範囲が拡大されます。

## 2. 確定申告の基本情報

### 2.1 確定申告とは
確定申告とは、1年間の所得や控除額を税務署に申告し、納税額を確定させる手続きです。特に以下の方は確定申告が必要になる場合があります。

- 自営業者・フリーランス
- 事業所得がある方
- 個人事業主として活動し、売上が発生している方
- 青色申告特別控除(最大65万円)を受けるために申告が必要な方
- 経費を適切に計上し、所得税を抑えたい方
- 開業届を提出しているが、確定申告が必要か迷っている方
- 小規模事業共済やiDeCo(個人型確定拠出年金)などの控除を活用したい方

### 2.2 給与所得者で確定申告が必要な場合
給与所得者でも、以下に該当する場合は確定申告が必要です。

- 給与収入が2,000万円を超える
- 2ヶ所以上から給与を受けている
- 副業などの所得が20万円を超える
- 株式投資・FXなどで収益が発生した方
- 不動産所得や株式の譲渡所得がある方
- 医療費控除、寄附金控除(ふるさと納税)、住宅ローン控除の適用を受ける方

## 3. 確定申告の手順

### 3.1 必要な書類の収集と整理
確定申告を行うためには、以下の書類を収集し、整理する必要があります。

- 収入証明書: 給与明細や源泉徴収票など
- 経費関連の書類: 領収書や請求書など
- 特別控除や控除関連の書類: 住宅ローンや医療費の控除に関する証明書類
- その他の必要な書類: 地方税の課税証明書や前年の確定申告書など

### 3.2 確定申告書の記入方法
確定申告書には、所得や経費、控除などの情報を記入します。税務署や自治体のウェブサイトで入手できる記入案内書などを参考に、正確に記入しましょう。

### 3.3 所得と経費の計算方法
所得は、収入から経費を差し引いた金額となります。収入や支出の項目を詳細に把握し、適切に計算しましょう。

### 3.4 納税額の計算と支払い方法
所得税や地方税などの納税額は、所得や経費の計算結果に基づいて計算します。税率や控除額などを考慮し、正確な金額を計算しましょう。

### 3.5 確定申告書の提出手続き
確定申告書の提出は、指定された期限までに税務署や自治体に提出します。提出方法や必要な手続きについては、税務署や自治体のウェブサイトや案内書などを参考にしましょう。

## 4. 節税対策

### 4.1 青色申告特別控除
青色申告特別控除を受けることで、最大65万円の控除が適用されます。これにより、所得税を大幅に減額することができます。

### 4.2 小規模事業共済
小規模事業共済に加入することで、掛金が全額所得控除の対象となります。これにより、所得税を減額することができます。

### 4.3 iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoに加入することで、掛金が全額所得控除の対象となります。これにより、所得税を減額することができます。

### 4.4 ふるさと納税
ふるさと納税を行うことで、寄附金控除が適用されます。これにより、所得税を減額することができます。

## 5. 確定申告の注意点

### 5.1 期限内に提出する
確定申告書は、指定された期限内に提出する必要があります。期限を過ぎると延滞税や加算税が発生するため、早めの準備をおすすめします。

### 5.2 正確な記入
確定申告書には、正確な情報を記入することが重要です。誤った情報を記入すると、税務署からの指摘や修正が必要になる場合があります。

### 5.3 e-Taxの活用
e-Taxを活用することで、確定申告の手続きをスムーズに行うことができます。e-Taxの具体的な操作手順を学びながら、ミスなく申告できるようサポートしてくれるツールもあります。

## 6. まとめ

2025年の確定申告においては、定額減税の導入や所得金額調整控除の記入方法の変更など、いくつかの重要な変更点があります。これらの変更点を把握し、正確な申告を行うことで、節税対策を効果的に行うことができます。また、必要な書類の収集や整理、正確な記入、e-Taxの活用など、確定申告の手順をしっかりと理解し、スムーズに手続きを進めましょう。

written by 水瀬次郎
オリジナル投稿:2020年3月3日

2 件のコメント:

  1. 持続化給付金は、雑費で課税対象だったのを最近知りました。事業再構築補助金を申請したいと思ってます。

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    1. 次回はネットで申告したいと考えています。事業再構築補助金ってあるんですね。

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