40代になると、急に楽になりました。
10代は、何に向かって頑張っているのかよく分からない自分に戸惑い。
20代は、やっと見つけた目標をひたすらに追いかけて。
30代は、叶った夢と家事・育児の充実に挑み、悩み。
40代は、時間と心とお金に、少し余裕ができてきて、楽になりました。
私の40年間は、この4行か5行で表現できてしまうくらい簡単なものだったのかと、
あっけにとられています。
いや、そんなに単純なものじゃなかったはずです。
初恋、初めての彼氏、就職、大恋愛と呼べるような恋と別れ、転職、結婚、出産、育児と
様々な経験を積んできたつもりです。
でも今ここにいるのは、実は10代のころと、そう変わらない自分です。
変わったのは、経験を通して得た教訓だとか、価値観でした。
得たものばかりではなく、失ったものもあります。
過去の自分に伝えたいことは、
「好き」をあきらめるな!
ということです。
勉強や、スポーツ、夢みた職業。
自分が好きなことや、興味のあることが何かをちゃんと分かっていたのに、
それを叶えるための努力から逃げてしまったことを悔いています。
恋もそうです。
もっと素直になれていたら、もっと大切なことに気づいていたらという、後悔はあります。
ただ、なんとかそれを乗り越えて、前進している自分をやっと認められるようになってきました。
「四十にして惑わず」という孔子の言葉が実に腑に落ちる雨水(※1)の夜です。
※1:この頃から水がぬかるみ草木の芽が出始めるとされる。
(出典:(時候の挨拶 2月(如月)上旬・中旬・下旬の書き出しと結び・ビジネスも - 便利・わかりやすい【マナーとビジネス知識】 (jp-guide.net))