一堂零
たまには役に立つことでも書きましょう。
天気予報では晴/曇り/雨のほかに降水確率も合わせて発表されますが、降水確率0%の読み方は「ゼロ」パーセントでしょうか?それとも「レイ」パーセントでしょうか?
さぁーみんなで考えよう!
(シンキングタイム:自分で10秒ほど数えてください)
まいりましょう、ミリオーンスロット!(わかる方だけどうぞ)
正解は、「レイパーセント」です。
まず、降水確率について説明します。降水確率は0%から100%まで10%刻みで発表されます。63%などという中途半端な数字は見たことないですよね? 10%刻みで発表するために、1の位は四捨五入されます。なので、63%であれば60%として発表されます。ということは、降水確率が5%未満であれば0%と発表されます。
さてここで、数字の0は「ゼロ」とも「レイ」とも読みますが、実は使い分けがされていることをご存じでしょうか?
分かりやすい例でいくと、「ごみゼロ運動」「交通事故ゼロ運動」などでゼロが使われます。「ゼロ」とは“まったく何もない状態”という意味を持ちます。なので、ごみゼロ運動はごみが全くない状態を、交通事故ゼロ運動は交通事故が全くない状態を目標として活動していることになります。
一方の「レイ」のほうはというと漢字の「零」が使われますが、「零細企業」などと使われます。零細企業は小さな企業ではあるものの姿かたちがまったくないわけではないですよね? 「レイ」はゼロのようにまったく何もない状態とは言えず、”ほとんどない状態”を言います。
なので、降水確率も5%未満のほんの少しぐらいは降る可能性がありますよという感じで「レイ」パーセントとなっています。テレビで天気予報を見る機会があれば0%をなんと読んでいるか聞いてみてください。
算用数字で表記すると0ですが、実は読み方次第で意味が異なってしまうのです。
でも、近年は「ゼロ」と「レイ」が混同して使用されている例が多々ありますけどね。
ゼロとレイの違い勉強になりました。
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