明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
特に福岡県が顕著ですが、九州北部及び中国地方の一部に『三社参り』という習慣があります。
これは、初詣に3カ所の神社をお参りするものです。
実はこれ、歴史としては古くからあります。
由来は諸説はありますが、
・朝廷が伊勢神宮、石清水八幡宮、賀茂神社に参拝していたことが一般の人々にも『三社参り』が広まった
・源頼朝が箱根神社(箱根権現)、伊豆山神社(伊豆山権現)、三島大社の3カ所をお参りしたのをきっかけとして、江戸時代、そのときの福岡は黒田藩ですが、武士たちにも三社参りが広がり、住吉神社、日吉神社、筥崎宮の3カ所をお参りした
などと言われています。
特に福岡の場合、戦後、神社・鉄道会社・旅行会社が連携して「正月の参拝は電車で!」を推奨したキャンペーンを行い、宮地嶽神社・筥崎宮・太宰府天満宮の三社を1日で回るプランを提案したことでルートが確立され、『三社参り』が福岡中に広まったともされています。
福岡市及びその周辺には歴史的に重要な役目を持つ神社が多いですが、わたしが福岡に帰省した際に1社目としてお参りするのは、宗像大社です。
日本各地に7,000近くある宗像神社、厳島神社、及び宗像三女神を祀る神社の総本社であり、宗像三女神は道主貴(みちぬしのむち)とも呼ばれ、あらゆる「道」の最高神として航海の安全や交通安全などを祈願する神様として崇敬されています。
2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されたことで知った方もいるかもしれません。
あらゆる「道」の最高神ということで、交通安全祈願を主目的として初詣に行きます。
なので、現住所は東海地方のわたしですが、車に付けているお守りは宗像大社のものです。
福岡では二年参りとも相まって、日付・年が変わると同時に三社参りに突入する人も多いです。
わたしもそのひとりですが(笑。
でもいまの若い人はそんなことはないかな?