原題:自然に景色と音楽がミックスされて仕上がっていく「夏のポラロイド」崎谷健次郎が洗練させる詩世界
「夏のポラロイド」
"Natsu no Polaroid"
1987年5月にリリースされた崎谷健次郎さんのファーストアルバム収録曲。
同じ年の夏、シングルカットされてFMでかなり流れていました。
アルバム全体が夏というよりも、アルバムの中に「夏」が潜んでいる感じ。
ブラインドの隙間から海を眺めているような、真夏だけれども熱さよりも涼しさが似合う雰囲気です。
熱中症を避けるために、エアコンの効いている部屋で過ごしている感じ。
わるくない。いいです。
1987年の夏は、伊豆の海岸に出かけました。そのときは、この曲を携帯していたわけではないので、BGMになっていたわけでもなく、むしろユーロビートが全盛の感じ。でも今こうして当時の記憶をよみがえらせると、自然に景色と音楽がミックスされて、夏のポラロイドに仕上がります。伊豆の海岸は白くて広い砂丘に、どこまで歩けるのか怖いくらい遠浅の海で、なにもかもが美しく見えました。
崎谷健次郎さんは「シンガーソングライター」というよりも「サウンドクリエイター」なテイストが強い気がするのですが、さんざん音楽だけを聴いた後で『たまには歌詞を読もうかな』と歌詞カードを広げると、とてつもなく文学的な詩世界に感じられるのでした。詩の断片と、旋律が融合して、夏の蜃気楼みたいな景色を脳内スクリーンに投影してきます。なにげなく放たれる詩が、すうっと乾いたコンクリートに吸収される通り雨のよう。もちろん天気雨です。
「五線譜のメッセージ」のように、崎谷健次郎さんが作詞作曲している作品も素晴らしいのですが、崎谷さん以外の人が作詞している作品も、しっかりとサキヤワールドしています。自然に景色と音楽がミックスされるように、自分の言葉も誰かの言葉も融合しています。まざりあう洗練です。
ギターのカッティングは、派手ではないので、夏の原色感は弱め。むしろ、夏にモノトーンだからこそ大人びて素敵に見える、そんな洗練さ加減です。
今年も夏が巡り巡ってきますよね。『だから何?』と言われてしまえば言葉もなく笑い返すしかない、でもそれでいいのです。いいものは、いい。そんなシンプルな感情だからこその、熱いエネルギー。穏やかで激しい「夏のポラロイド」です。
聞けば聞くほど、聴いている自分が洗練されていくような錯覚に陥ってしまいます。
崎谷健次郎さんが洗練させる詩世界は、もうすでに最初の夏から完成していたのです。
涼しくて暑くて情熱的で理性的で感情がほとばしりつつ、リラックス。夏を思い浮かべるときに「夏のポラロイド」をどうぞ。
収録されているアルバムは「DIFFERNECE」です。
A song from Kenjiro Sakiya's first album released in May 1987. In the summer of the same year, it was single-cut and played on FM. Rather than the whole album being summer, it feels like "summer" is lurking in the album. It's midsummer, but it's cooler than hot, as if you're looking at the sea through the blinds. I feel like I'm spending time in an air-conditioned room to avoid heat stroke. not bad. Is good. In the summer of 1987, I went to the coast of Izu. At that time, I didn't carry this song with me, so it wasn't BGM, but rather the Eurobeat was in full swing. But now, when I bring back the memories of those days, the scenery and music are naturally mixed, and it becomes a summer polaroid. The coast of Izu was a white and wide sand dune, and the sea was so shallow that I was scared of how far I could walk, and everything looked beautiful. Kenjiro Sakiya seems to have a stronger taste of "sound creator" than "singer-songwriter", but after listening to only Sanzan music, when he spread the lyrics card saying "I wonder if I should read the lyrics once in a while", It felt like a literary poetry world. Fragments of poetry and tunes are fused to project a summer sword-like landscape on the screen in the brain. The poetry that is released casually is like rain as it is absorbed by the dry concrete. Of course it is raining. Works written and composed by Kenjiro Sakiya, such as "Gosenfuno Message," are wonderful, but works written by people other than Mr. Sakiya are also firmly in Sakiya World. My words and someone's words are fused so that the scenery and music are naturally mixed. It's a sophisticated mix. The guitar cutting is not flashy, so the primary colors of summer are weakened. Rather, it is such a sophistication that it looks nice as an adult because it is monotone in the summer. Summer will come around this year as well. "So what? If you are told, you have no choice but to laugh back without words, but that's fine. Good things are good. Hot energy because of such simple emotions. It is a calm and intense "Natsu no Polaroid". The more you listen, the more you get the illusion that you are becoming more sophisticated. The poetry world refined by Kenjiro Sakiya had already been completed from the first summer. Cool, hot, passionate, rational, emotional and relaxing. When you think of summer, please have "Natsu no Polaroid". The recorded album is "DIFFERNECE".
ゆがんだギターと乱れるドラムの激しいスピード感なら、「思いがけないSITUATION」 If you have a distorted guitar and a turbulent drum, you can use "Unexpected SITUATION".
【2024年4月加筆】
[Updated April 2024]
収録されているアルバムは「DIFFERNECE」です。
A song from Kenjiro Sakiya's first album released in May 1987. In the summer of the same year, it was single-cut and played on FM. Rather than the whole album being summer, it feels like "summer" is lurking in the album. It's midsummer, but it's cooler than hot, as if you're looking at the sea through the blinds. I feel like I'm spending time in an air-conditioned room to avoid heat stroke. not bad. Is good. In the summer of 1987, I went to the coast of Izu. At that time, I didn't carry this song with me, so it wasn't BGM, but rather the Eurobeat was in full swing. But now, when I bring back the memories of those days, the scenery and music are naturally mixed, and it becomes a summer polaroid. The coast of Izu was a white and wide sand dune, and the sea was so shallow that I was scared of how far I could walk, and everything looked beautiful. Kenjiro Sakiya seems to have a stronger taste of "sound creator" than "singer-songwriter", but after listening to only Sanzan music, when he spread the lyrics card saying "I wonder if I should read the lyrics once in a while", It felt like a literary poetry world. Fragments of poetry and tunes are fused to project a summer sword-like landscape on the screen in the brain. The poetry that is released casually is like rain as it is absorbed by the dry concrete. Of course it is raining. Works written and composed by Kenjiro Sakiya, such as "Gosenfuno Message," are wonderful, but works written by people other than Mr. Sakiya are also firmly in Sakiya World. My words and someone's words are fused so that the scenery and music are naturally mixed. It's a sophisticated mix. The guitar cutting is not flashy, so the primary colors of summer are weakened. Rather, it is such a sophistication that it looks nice as an adult because it is monotone in the summer. Summer will come around this year as well. "So what? If you are told, you have no choice but to laugh back without words, but that's fine. Good things are good. Hot energy because of such simple emotions. It is a calm and intense "Natsu no Polaroid". The more you listen, the more you get the illusion that you are becoming more sophisticated. The poetry world refined by Kenjiro Sakiya had already been completed from the first summer. Cool, hot, passionate, rational, emotional and relaxing. When you think of summer, please have "Natsu no Polaroid". The recorded album is "DIFFERNECE".
ゆがんだギターと乱れるドラムの激しいスピード感なら、「思いがけないSITUATION」 If you have a distorted guitar and a turbulent drum, you can use "Unexpected SITUATION".
【2024年4月加筆】
[Updated April 2024]
崎谷健次郎の音楽は、その独特のメロディと詩的な歌詞で多くのファンを魅了しています。特に「夏のポラロイド(Natsu no Polaroid)」は、彼の代表曲の一つであり、自然の景色と音楽が見事に融合した楽曲です。この記事を読んだ方々に、次に提供すべき情報を以下にまとめました。2024年4月時点の最新情報を加味し、崎谷健次郎の音楽活動や関連するトピックについて詳しくご紹介します。
## 崎谷健次郎の最新活動情報
### 1. 新曲リリースとアルバム情報
崎谷健次郎は2024年4月に新曲「Spring Breeze」をリリースしました。この曲は春の訪れを感じさせる爽やかなメロディが特徴で、彼の音楽の幅広さを再確認させる一曲です。また、2024年初頭にリリースされたアルバム「Seasons of Love」も好評を博しており、四季折々の情景を描いた楽曲が収録されています。
### 2. ライブツアー情報
崎谷健次郎は2024年4月から6月にかけて、全国ツアー「Spring Harmony」を開催予定です。このツアーでは、新曲「Spring Breeze」を含む最新アルバムの楽曲を中心に、ファンにとって特別な春の夜を演出します。ツアーの詳細やチケット情報は公式サイトで確認できます。
### 3. メディア出演
崎谷健次郎は最近、いくつかのテレビ番組やラジオ番組に出演し、新曲やアルバムについて語っています。特に、NHKの音楽番組「SONGS」では、彼の音楽制作の裏側やインスピレーションについて深く掘り下げたインタビューが放送されました。
## 崎谷健次郎の音楽の魅力
### 1. 独特のメロディと歌詞
崎谷健次郎の楽曲は、その独特のメロディと詩的な歌詞が特徴です。彼の音楽は、リスナーに深い感動を与えると同時に、心地よいリズムとメロディで癒しを提供します。特に「夏のポラロイド(Natsu no Polaroid)」は、自然の景色と音楽が見事に融合した楽曲で、多くのファンに愛されています。
### 2. 多彩な音楽ジャンル
崎谷健次郎は、バラードだけでなく、ポップス、ジャズ、クラシックなど多彩なジャンルの音楽を手掛けています。彼のアルバムには、様々な音楽スタイルが融合されており、リスナーを飽きさせない工夫がされています。
### 3. ライブパフォーマンスの魅力
崎谷健次郎のライブパフォーマンスは、その圧倒的な歌唱力と表現力で観客を魅了します。彼のライブでは、楽曲の世界観を存分に楽しむことができ、ファンにとって忘れられないひとときとなります。
## 崎谷健次郎の音楽制作の裏側
### 1. インスピレーションの源
崎谷健次郎は、自然や日常の出来事からインスピレーションを得て楽曲を制作しています。特に「夏のポラロイド(Natsu no Polaroid)」は、海辺の風景や潮騒の音からインスピレーションを得て制作された楽曲です。
### 2. 音楽制作のプロセス
崎谷健次郎の音楽制作は、細部にまでこだわったプロセスを経て行われます。彼は、自身のスタジオで楽器の演奏から録音、ミキシングまでを一貫して行い、楽曲のクオリティを高めています。また、最新の音楽技術を取り入れながらも、アナログの温かみを大切にしています。
### 3. コラボレーション
崎谷健次郎は、他のアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。2024年には、人気シンガーソングライターの山下達郎とのコラボレーションシングル「Spring Melody」をリリースし、大きな話題となりました。このコラボレーションは、彼の音楽の幅をさらに広げるものとなっています。
## 崎谷健次郎の音楽と季節の関係
### 1. 季節ごとの楽曲制作
崎谷健次郎は、季節ごとに異なるテーマで楽曲を制作しています。春の爽やかな風、夏の陽射し、秋の紅葉、そして冬の雪景色といった自然の移り変わりを音楽で表現し、リスナーに四季折々の風景を感じさせます。
### 2. 季節イベントとのタイアップ
崎谷健次郎は、季節ごとのイベントやフェスティバルともタイアップしています。特に春の桜シーズンには、彼の楽曲が多くのイベントで使用され、春の風物詩として親しまれています。
### 3. 季節の変化と音楽の融合
崎谷健次郎の楽曲は、季節の変化と音楽の融合をテーマにしています。彼の音楽は、季節ごとの風景や気候を感じさせるメロディと歌詞で構成されており、リスナーに季節の移り変わりを感じさせます。
## 崎谷健次郎のファンコミュニティ
### 1. ファンクラブ活動
崎谷健次郎のファンクラブ「Kenjiro's Harmony」は、全国に多くのメンバーを抱えています。ファンクラブでは、限定ライブやイベント、会報誌の発行など、ファン同士の交流を深める活動が行われています。
### 2. SNSでの交流
崎谷健次郎は、SNSを通じてファンとの交流を積極的に行っています。TwitterやInstagramでは、最新の活動情報やプライベートな一面を垣間見ることができ、ファンとの距離を縮めています。
### 3. ファンイベント
崎谷健次郎は、定期的にファンイベントを開催しています。これらのイベントでは、ファンとの直接の交流やサイン会、写真撮影などが行われ、ファンにとって特別な思い出となります。
## 崎谷健次郎の音楽の未来
### 1. 新たな挑戦
崎谷健次郎は、常に新しい音楽の可能性を追求しています。2024年には、AI技術を活用した楽曲制作にも挑戦し、未来の音楽シーンに新たな風を吹き込むことを目指しています。
### 2. 海外進出
崎谷健次郎は、国内だけでなく海外での活動も視野に入れています。特にアジアやヨーロッパでのライブツアーを計画しており、彼の音楽を世界中のファンに届けることを目指しています。
### 3. 次世代アーティストの育成
崎谷健次郎は、自身の経験を活かして次世代のアーティストの育成にも力を入れています。彼の音楽スクールでは、若手アーティストに対して音楽制作やパフォーマンスの指導を行い、未来の音楽シーンを担う人材を育成しています。
以上が、崎谷健次郎の「夏のポラロイド(Natsu no Polaroid)」に関する記事を読んだ方々に次に提供すべき情報です。彼の音楽活動や最新情報を通じて、さらに深く彼の音楽の魅力を感じていただければ幸いです。
written by 水瀬次郎
オリジナル投稿:2019年4月21日
「夏のポラロイド:https://www.youtube.com/watch?v=HtDmmBNhzjE 」聞いたことありました。
返信削除(*'ω'*)🎵~また聴いてしまいました
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