The music that heals the wounds while leaving a wound on the soul is "HALF MOON" that suits the rain Kenjiro Sakiya
"HALF MOON" Kenjiro Sakiya from album DIFFERENCE
「なんか最近おすすめのってある?」
と先輩に言われて持って行ったのが発売直後の、このアルバム。
洋楽派でユーロビートが好きな人だったので、趣味が合うかどうかは不確定でしたが、それはそれ。
いつものように駅前のロータリーで待ち合わせして、先輩が車で到着するとささっとドアから乗り込む。先輩の運転で、ぐるりと街を走るわけですが、海が見えない海岸通りは雨模様でした。
免許を取り立てて運転の練習中、そんな人たちに「乗せて乗せて」と声をかけていたのです。街や郊外を走り回っている人たちに、よく乗せてもらっていました。時間的には、そんなに長くないでしょうが、様々な景色を堪能できました。
車の中で大音量ではありませんでしたが、家で聴くよりも大きな音量だったので、けっこう気持ちよかったです。
梅雨には早いけれど、もう春は過ぎたかな。そういう季節感でした。
崎谷健次郎さんの「HALF MOON」は、雨のイメージ。雨です。憂鬱な雨でもあり、なにもかも洗い流してくれそうな浄化の雨でもあり、雨そのものはイヤではない感覚です。雨が嫌いだとしても、それ以上にイヤなことがあれば、雨どころではないので、心と感情が苦しんでいるときには嫌いな雨に撃たれているくらいがちょうど良いのです。ひとりごとをつぶやく嘆きの声は雨音で消え、汗も涙も雨と混ざって溶けてしまえば濡れているだけの状態に。そういうイメージが脳内に現れては消えていく、そういう時間でした。
歌詞の内容から察するに、大人のイメージですが、「気持ちが大人」な状態ならば違和感ありません。いまさら自分を客観視するのは見当違いになりそうですが、10代だからこその心の叫びを、圧倒的な雨音で押しつぶしてくれたような印象が残っています。
当時は「ゲリラ豪雨」という名称はなかったか、あってもまだ少数派だった気がするのですが、まあ、雨です。短時間に一気に降る雨。少年から大人に変わるんだよっていう頃の思春期を制圧してくれた雨です。思春期を終わらせた雨と言ったほうが良いかもしれません。雨あがりに大人になっていれば、夏のポラロイドな感じです。ああ「DIFEERENCE」こんなに自分の人生に寄り添っていたのか。雨というよりシャワーのように聴いた音楽です。
あらためて聴き直すと、妙に軽快です。
他人の恋愛の深刻な状況を客観的に噂話のように聞いている、そんな気分です。
客観的になれますが、胸が痛くなったり、絶句したり。
他人事だからといって、軽く済むとは限りません。
聞いているだけの自分が無傷でいられるとも限らないのです。
心の傷は見ることができないので、治療せずに放っておかれるんだと思いますが、素晴らしい音楽は「魂に傷を残し、その傷を癒す」そんな性質があるのではと考えています。
凶暴な雨でもあり、効果絶大な薬にもなります。ああ「DIFFERENCE」すごいや。
"Are you recommending something lately?" This album was just after the release, which my senior told me to bring. I was a Western musician and liked Eurobeat, so I wasn't sure if my hobbies would suit me, but that's it. As usual, we meet at the roundabout in front of the station, and when the senior arrives by car, we quickly get in through the door. I was driving around the city, but it was raining on the coastal street where I couldn't see the sea. While I was practicing driving with my license, I was calling out to those people, "Put it on." People running around the city and the suburbs often took me on board. It may not be so long in terms of time, but I was able to enjoy various scenery. It wasn't loud in the car, but it was louder than I listened to at home, so it was pretty nice. It's early in the rainy season, but I wonder if spring has already passed. It was such a seasonal feeling. Kenjiro Sakiya's "HALF MOON" is an image of rain. It's rain. It's a gloomy rain, a purifying rain that seems to wash everything away, and the rain itself is not an unpleasant sensation. Even if you don't like rain, if you don't like it any more, it's not raining, so when your heart and emotions are suffering, it's best to be shot by the rain you don't like. The mourning voice that mutters each person disappears with the sound of rain, and if sweat and tears mix with the rain and melt, it becomes just wet. It was such a time that such an image appeared and disappeared in the brain. Judging from the content of the lyrics, it is an image of an adult, but if you are in a state of "adult feeling", you will not feel uncomfortable. It seems to be irrelevant to look at myself objectively now, but I still have the impression that the cry of my heart was crushed by the overwhelming sound of rain because I was a teenager. At that time, there was no name "guerrilla rainstorm", or even if it was, it seems that it was still a minority, but it is rain. Rain that falls all at once in a short time. It was the rain that controlled adolescence when I was about to change from a boy to an adult. It may be better to say that it is the rain that ended puberty. If you grow up after the rain, it feels like a summer polaroid. Oh "DIFEERENCE" Did you stay so close to your life? It's music that I listened to more like a shower than rain. If you listen to it again, it will be strangely light. I feel like listening to the serious situation of another person's love objectively like a rumor. It can be objective, but it can hurt my chest and make me cry. Just because it's someone else's affair doesn't mean it's light. It is not always possible for you to be unharmed just by listening. I can't see the trauma, so I think it's left untreated, but I think great music has the property of "leaving a scar on the soul and healing it." .. It is also a ferocious rain, and it can be a very effective medicine. Oh "DIFFERENCE" is amazing.
【2024年4月加筆】 [Updated April 2024]
1. 崎谷健次郎の音楽キャリア
崎谷健次郎は、1980年代から活動を続ける日本のシンガーソングライターであり、彼の音楽は多くの人々に愛されています。彼の楽曲は、シティポップやAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の影響を受けており、洗練されたメロディと深い歌詞が特徴です。
2. 「HALF MOON」の成功と影響
「HALF MOON」は、崎谷健次郎の代表曲の一つであり、そのメランコリックなメロディと感情豊かな歌詞が多くのリスナーの心に響きます。この曲は、雨の日に聴くと特にその魅力が際立ち、心の傷を癒すような効果があります1。
3. 最新の活動とプロジェクト
2024年4月時点で、崎谷健次郎は新しいプロジェクトに取り組んでいます。彼は現在、ファンクラブを中心に活動を続けており、ライブや新しい音楽のリリースを行っています。特に注目すべきは、彼の初の洋楽カバーアルバム『EVERLASTING-Cover Songs-』のリリースです1。このアルバムには、彼が影響を受けた洋楽の名曲が収録されており、彼の独自の解釈で再現されています。
4. 音楽スタイルと影響
崎谷健次郎の音楽スタイルは、時代を超えて多くのアーティストに影響を与えています。彼の楽曲は、シティポップやAORの要素を取り入れたものであり、現代の音楽シーンにも通じるものがあります。特に「HALF MOON」は、そのメロディと歌詞が多くのカバーアーティストによって再解釈されています2。
5. ファンとの交流
崎谷健次郎は、ファンとの交流を大切にしており、SNSやファンクラブを通じて積極的にコミュニケーションを取っています。彼のライブパフォーマンスは、ファンにとって特別な体験となっており、彼の音楽への情熱とエネルギーを直接感じることができます。
6. 音楽業界への貢献
崎谷健次郎は、音楽プロデューサーとしても活躍しており、多くのアーティストの楽曲制作に携わっています。彼の経験と知識は、後進のアーティストにとって貴重な財産となっています。また、彼の楽曲は多くのメディアで使用されており、音楽業界全体に大きな影響を与えています。
7. ディスコグラフィーの紹介
崎谷健次郎のディスコグラフィーは非常に豊富であり、彼の音楽の進化を追うことができます。以下に、彼の主要なアルバムとシングルを紹介します。
アルバム:
- 1987年: 『DIFFERENCE』
- 1988年: 『KISS OF LIFE』
- 1989年: 『REALISM』
- 1990年: 『HOLIDAY IN THE SUN』
- 1991年: 『AMBITION』
- 1992年: 『HALF MOON』
- 1993年: 『LOVE IS ALL』
- 1994年: 『SAILING』
- 1995年: 『GOLDEN☆BEST 崎谷健次郎』
- 2003年: 『AQUA REAT』
- 2015年: 『Masterpiece?』
- 2019年: 『Awesomeness』
シングル:
- 1987年: 「もう一度夜を止めて」
- 1988年: 「KISSの花束」
- 1989年: 「Because of Love」
- 1990年: 「夜明けまでは」
- 1991年: 「愛の詩」
- 1992年: 「HALF MOON」
- 1993年: 「LOVE IS ALL」
- 1994年: 「Sailing」
- 1995年: 「Believe In My Heart」
8. 音楽の未来と展望
崎谷健次郎は、今後も音楽活動を続けていく意向を示しています。彼の音楽は、時代を超えて多くの人々に愛され続けるでしょう。新しいアルバムやライブパフォーマンスを通じて、彼の音楽の魅力をさらに広めていくことが期待されます。
9. ファンへのメッセージ
崎谷健次郎は、常にファンへの感謝の気持ちを忘れずに活動しています。彼の音楽は、ファンとの絆を深めるものであり、これからもその関係を大切にしていくことでしょう。彼の音楽を通じて、多くの人々が感動し、元気をもらえることを願っています。
10. まとめ
崎谷健次郎の「HALF MOON」は、彼の音楽キャリアの中で重要な位置を占める楽曲です。その作詞作曲、パフォーマンス、そして歌声は、多くの人々に感動を与え続けています。2024年4月時点の最新情報を加味して、彼の音楽活動や影響について詳しく紹介しました。これからも崎谷健次郎の音楽が多くの人々に愛され続けることを期待しています。
オリジナル投稿:2019年4月28日
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