2019年4月14日日曜日

Straw Millionaire(わらしべ長者)モノポリーの本をゼロコストで手に入れました

1冊の本をゼロコストで手に入れる


知り合いにブックオフの会員なので、「要らない本があったら頂戴ね」と声掛けをしていると以外と集まるものです。


引っ越しシーズンでもあるので集まった本をコツコツとブックオフに持ち込んで115円なりました。


そこでモノポリーについての本を買いました。ここまでゼロコストです。この本を読んだことで、モノポリーのゲームように億万長者になれれば、Straw Millionaire(わらしべ長者)なのですが、実際にはアドセンス収入が数十円というところでしょうか。現実は厳しいです。

 モノポリーとは

モノポリーは、1935年の売り出された米国で売りに出されたボードゲームで、世界累計2億5000万個を販売されて史上最もヒットゲームと言われています。

モノポリーのゲーム目的


「モノポリー」のゲーム目的は、自分以外の全てのプレイヤーを破産させることです。具体的には手元の現金をゼロ以下にして支払い不可になると破産になるのは現実社会と同じです。相手を破産に追い込む過程で「管理能力」「かけひき(交渉力)」が試されます。


【勝つために必要とされる4つの「管理能力」「かけひき(交渉力)


1.収入と支出の管理

収入と支出に関する予算を組む。支出項目を「必須」「貯蓄」「できれば必要」に分ける。貯蓄目標を満たしてから、「できれば必要」の項目にお金をかけるようにする、などの資金繰りの能力を身につけられるようになるそうです。企業においても会計や経理の部門が資金繰りを担当しますが、CFO(最高財務責任者)は企業においてはナンバー3くらいの立場になりますので非常に重要な「管理能力」です。

2.資産の管理

バランスシートを作成し、自分の資産と負債を把握する。投資計画を守る。投資内容や資産の増減を継続して監視できるようになるといいます。資産が全て現金のままだと全く収入がありませんが、投資が過大すぎると手元流動性が低下し現金ゼロすなわち敗北を招くので大切な「管理能力」です。

3.負債の管理

実生活では負債に対して利子を払う必要があるので、できるだけ負債をなくすように努力する。負債は高金利なものから返済するなどのスキルを身につけることが可能。
ちなみにモノポリーのルールでは、負債は返済時にしか利子が発生しないため、土地、鉄道、公共会社などの物件を抵当に入れて発生した負債のペナルティは、抵当物件から収入が得られないことだけだそうです。そのため、あまり収入が得られない物件は、抵当に入れて銀行から現金を借りたり、他のプレイヤーに売却したりして、収入がより期待できる抵当物件の負債に充てたり、家の建設など新たな投資に回すことを考えることも必要であるわけです。
つまり負債の削減というよりは、負債の管理が重要だということ。これは実生活でも同様で、負債をやみくもに忌み嫌う必要はなく、ビジネスチャンスを活かすため、あるいはより大きな資産を形成するため、適切に負債を作ることはあり得るといいます。

現実社会にもおいても自己資金のみ、すなわち借金ゼロでは成長の速度に成約が掛かります。借金ゼロで税金を馬鹿正直に払っていたのでは資産は残りません。破産のリスクを回避しながら、「効果的な借金」をすることがビジネス拡大には必要な「管理能力」となります。
投資においては、自己資本のみはレバレッジゼロを意味します。当然ながらレバレッジを何倍掛けるという投資における「資金管理」が身に付きます。

4.信用力の維持

債務には、1年以内に払わなければならない短期的な負債である「流動債務」と、返済期間が1年を越える長期的な負債である「固定債務」の2種があります。モノポリーでいえば、物件を低頭にして借り入れをした場合、いつ返済してもかまわないので、それは固定債務。一方、他のプレイヤーが経営する物件のマスに止まった際に支払うレンタル料や、マスやカードで支持されている現金の支払いは、すぐに支払わなければならないものなので流動債務。そして、モノポリーで注意して備えておかなければならないのが、この流動債務だそうです。
流動債務が発生した場合には、現金を充分に持っていなければ債務超過を起こして破産してしまうことに(モノポリーで、破産は敗北を意味します)。そこで、万一の巨額な債務発生に備えた保険をかける必要がある。具体的には、(1)貯蓄を持つ、(2)信用力を確保するため、必要に応じて資産を抵当に入れたり売却したりして流動債務返済の原資にできる、流動性の高い資産をある程度確保しておくことが必要になってくるということ。

現実の社会では信用の格付けにおいて金利も決定されます。格付けが低い企業は高い金利でしか資金調達が出来ません。個人においては無担保のカードローンでは高金利であり、有担保の住宅ローンは低金利ですが厳しい審査があります。個人で返済トラブルでブラックリストに入ってしまい信用を失うと、その後何年間もクレジットカードを作れないなど苦労することからも信用を維持することは大切な「管理能力」です。

5.効果的な取引

他のプレイヤーとの資産の取り引きを通じ、資産構成を変え、自分の資産の収益性を最大にすべき。プレイヤーの好き嫌いなどに左右されることなく、「賢く」交渉すること。個別の資産への思い入れなどを排除し、適正価格で必要なものを手に入れることが求められるのです。
つまりモノポリーが教えてくれるのは、お金を稼ごうというのなら、お金の稼ぎ方について常に考え、努力しなければならないということ。1回でもおかしな手を打てば破産してしまうかもしれないだけに、モノポリーで財を築いて勝利するためには、高い注意力が必要。しかし勝利のコツをつかめば、実生活でもお金をしっかりと守り、増やせるようになるというわけです。また同時にモノポリーは、現金にしがみつくように安全にプレイしていては勝てないという大切な教訓をも教えてくれるといいます。

モノポリーの大きな特徴である取引は、現実社会でも重要な「かけひき(交渉力)」が鍛えられます。交渉についてはプレイヤー一人一人のキャラクターが現れます。現実社会においても交渉によって企業をM&Aをしてビジネスを加速するのと同様です。手元の現金がないプレイヤーから優良資産を買い叩くのはさながら「ハゲタカファンド」なようでもあります。
最終的に1位を目指す過程において、最大のライバルを倒すために別のプレイヤーと「同盟を結ぶ」など他のプレイヤーの心を読むなど色んなことを試されます。

本を読んだ感想


モノポリーは、世界で最もヒットしたボードゲームと言われていますが、
ジネスや投資に役立つ能力が求められて鍛えられます。4つの「管理能力」 「かけひき(交渉力)」を身に付けて行けばビジネスマンとして投資家として成功に近づくことが期待出来そうです。


written by 仮面サラリーマン


2 件のコメント:

  1. モノポリー!
    負債の管理は今なら理解できます。学生の頃は不動産王を目指すゲームかと思って夢中に遊んでました。
    こんなに奥が深くて勉強になるゲームなんですね。

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  2. 最近はオンラインでプレイ出来るようなので挑戦しようと思っています。

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