"7TH AVE." Kenjiro Sakiya! Put stress in solitude on the lyrical, high-pitched bass mogomogo baseline
「7th AVE.」は、ニューヨークのセブンスアベニューそのままをタイトルにしている曲ですよね?
ニューヨーク、マンハッタンの西側を南北に走っている通りです。
アルバム「Realism」がリリースされた1988年当時は、日本人アーティストにとって『ある種の別格』だったエリアではないでしょうか。
ファッションの最先端であり、すでに日本人に馴染みのある映画・文学・音楽の作品群に、たびたび登場しています。
「セブンスアヴェニュー」という言葉そのものが、何かの象徴でした。
「7th Ave.」という文字そのものが、お洒落な記号だった気がします。
特別な響きを備え、特別な空間となり、そこにある日常そのものが非日常に感じられてしまう。そういう憧憬であり、叙情でもあったのではないでしょうか。
とりあえず私にとっては、「ニューヨークかあ。摩天楼かあ。夜景すごいなあ」という感覚が強くて、ペットショップボーイズの音楽が似合う街でした。
1988年の崎谷健次郎さんが歌っていたのは、どのような情景なのでしょう。
作詞の有木林子さんが描いた世界。歌詞の中には、『摩天楼』は出てきますが、ニューヨークもセブンスアヴェニューも出てきません。
すでにもう、そこにいる人が、そこでしか感じられない焦燥や孤独が綴られています。
低音のビートが心地良いです。得体の知れない冷たさが横たわっている気がしました。透明に感じられても、よく見ると濁っています。汚れています。でも写真にしてポートレートにしてしまえば、なんて美しい絵になるのでしょう。
知らないからこその、想像あるいは妄想。東京で「似たような景色」を探したり、「そんな気分」になってみたり、いろいろしていましたが、どれもどこかニセモノっぽかったのです。
崎谷健次郎さんが奏でた音楽は、『そっちはニセモノだよ、こっちがホンモノだよ、いぇい!』と訴えているようにも感じました。
だいたいベース、あのベースの音が当時はモゴモゴしていて「え。これが最先端のダンスミュージックなの?」と静かな衝撃を受けます。
あまりにも熱くなりすぎた気持ちと体の火照りを覚ますには、こういうビートが丁度いいのかもしれません。
アメリカの映画とヒット曲はたくさん身近にありましたが、生身のニューヨークの空気は遠かったのです。
リマスターでクリアに響く音色で聴くと、なおのこと焦燥と孤独が強調されている気がしてしまいます。
崎谷健次郎さんのセカンドアルバム「Realism」のなかで、「THIS TIME」とは違った意味での深い情念を感じられる一曲。叙情の薫り高く、それが「7TH AVE.」です。
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「Realism~Anthology~」には「THIS TIME」「もう一度夜を止めて」の英語バージョンも収録されています♪
"Realism ~ Anthology ~" also includes English versions of "THIS TIME" and "Stop the Night Again" ♪
[Updated Jun 2024]
崎谷健次郎の音楽活動の歴史
崎谷健次郎は1987年にデビューし、クラシック音楽とポップ、R&Bを融合させた独自のスタイルで多くのファンを魅了してきました。彼の代表曲「もう一度夜を止めて」は、シチズンのテレビコマーシャルソングとしても知られています。また、彼は300曲以上の楽曲を他のアーティストに提供し、テレビや映画の音楽も手掛けています1。
最新の活動とリリース情報
2024年6月には、崎谷健次郎の最新ライブ「City Breeze 2024〜DOMANI明日OGGI今日〜」が六本木C*LAPSで開催されました。このライブでは、彼の代表曲や新曲が披露され、多くのファンが集まりました2。また、このライブのアーカイブ配信が7月6日まで行われており、遠方のファンも楽しむことができます2。
新しいアルバムとシングル
崎谷健次郎は2024年に新しいアルバム「Realism -Anthology-」をリリースしました。このアルバムは、彼の過去のヒット曲をリマスターし、新しいアレンジを加えたものです。特に「もう一度夜を止めて」の新バージョンは、ファンから高い評価を受けています3。
ライブパフォーマンスとイベント
崎谷健次郎のライブパフォーマンスは、その情感豊かな歌声と緻密なアレンジで知られています。2024年6月のライブでは、彼の新曲「7TH AVE.」も披露され、その独特のベースラインと叙情的な歌詞が観客を魅了しました2。また、彼のライブでは、ファンとの交流を大切にしており、アフターイベントやサイン会も開催されています。
ファンとの交流とSNS活動
崎谷健次郎は、SNSを通じてファンとの交流を積極的に行っています。彼の公式ブログやTwitter、Instagramでは、最新の活動情報やプライベートなエピソードが頻繁に更新されており、ファンとの距離を縮めています4。特に、ライブの裏話や制作過程のエピソードは、ファンにとって貴重な情報となっています。
崎谷健次郎の音楽の魅力
崎谷健次郎の音楽は、その豊かなメロディーと深い歌詞が特徴です。彼の楽曲は、聴く人の心に深く響き、時には癒しを、時には励ましを与えてくれます。特に「7TH AVE.」は、その独特のベースラインと叙情的な歌詞が、聴く人に強い印象を残します2。
まとめ
崎谷健次郎は、その長いキャリアの中で常に進化を続け、ファンを魅了し続けています。2024年6月の最新情報を含め、彼の音楽活動やライブパフォーマンスは、今後も多くの人々に感動を与え続けることでしょう。彼の音楽を通じて、焦燥や孤独を感じる時でも、心の安らぎを見つけることができるかもしれません。
1: 崎谷健次郎公式サイト 2: YouTube - 崎谷健次郎 2024年6月22日ライブ 3: 崎谷健次郎 - Realism -Anthology- 4: 崎谷健次郎オフィシャルブログ
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