2024年4月25日木曜日

なにか呼び寄せて覚醒させるような静けさ「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」崎谷健次郎 Quietness that calls something and awakens "St. ELMOS FIRE ~ Phantom Light ~" Kenjiro Sakiya

 



Quietness that calls something and awakens "St. ELMOS FIRE ~ Phantom Light ~" Kenjiro Sakiya


St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」崎谷健次郎
from album  DIFFERENECE
"St. ELMOS FIRE ~ Phantom Light ~" Kenjiro Sakiya from album DIFFERENECE


バラードです。
It's a ballad.


バラードですが、珠玉のクラシック曲を聴いているような感覚になります。初めて聴いたときは、アルバムの中の1曲。ちょうどいい感じで、休止符的に、リラックスできる曲調としてのアクセント。

「セントエルモスファイア」は「セントエルモの火」のことでしょう。知っています。子供のころに絵本で見たことがあると思います。大航海時代の物語だったでしょうか、荒れ狂う時化の天候の中で、マストの先端が発光しています。あの光、それこそがセントエルモの火。

セントエルモの火は、ふたつ現れると「嵐がおさまる」と言われています。航海士たちは知っていたのです。マストの先端には、ひとつだけの光しかなくても、別の場所に現れることもあるのだと。

髪の毛や指先でも、発光することがあります。絵本の中では双子の頭に現れたんでしたっけ。うろ覚えですが、そんなあいまいな記憶だからこそ、このゆったりとした波のような波長のメロディとともに記憶を揺らすのでしょう。

息抜きのように聞き流しているうちに、まったく別の世界を想像していることがあります。歌詞カードを見なければ、言葉を正確に読み取っていなかったかもしれません。断片的に歌詞が響いてきます。だからなのか、休止符もしくは静寂が、くっきりと浮かび上がってくるのです。なにもないからこそ目立つというか、なんというか。

海。波。でも、この想像が正しいビジョンなのかどうかは。
いえ、好きなように楽しめばいいと思います。好きなように感じて、好きなように聴いて過ごしていれば。それが、たとえアーティストの意図したものと違ったとしても。

ああ。そういえば読書感想文が苦手でした。小学生の頃の夏休みの宿題です。感想文どころか作文そのものが苦手でした。『好きなように書いていい』という文章作成は、どこにも存在していなかったような感じがします。じゃあ、いつから好き勝手に書いていて、それを楽しめるようになったのかというと。

「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」は、メロウかもしれません。が、とろけるような眠りというよりも、なにかを覚醒させるような静寂に通じるものを感じます。覚醒というよりも、呼び寄せるといったほうが良いかもしれません。

ざわざわとしていた胸の奥が鎮まり返って、これから何かを始めたい気分になります。いままでの自分の感覚とは異なる、でも未来の自分には似合うかもしれない、そんな新しい何かを呼び寄せてくる気がします。

It's a ballad, but it feels like you're listening to a gem of a classical song. When I first listened to it, it was one of the songs in the album. Just right, resting, relaxing accents. "St. Elmo's Fire" would be "St. Elmo's Fire". I know. I think you've seen it in a picture book when you were a kid. Perhaps it was the story of the Age of Discovery, the tip of the mast is emitting light in the raging stormy weather. That light, that is the fire of St. Elmo. When two St. Elmo's fires appear, it is said that the storm will subside. The navigators knew. Even if there is only one light at the tip of the mast, it may appear in another place. Even hair and fingertips may emit light. Did it appear in the twins' heads in the picture book? As I remember, it is because of such an ambiguous memory that it will shake the memory with this loose wave-like wavelength melody. While listening like a breather, I sometimes imagine a completely different world. If you didn't look at the lyrics card, you might not have read the words correctly. The lyrics echo in fragments. That's why rests or silence come to the fore. It stands out because there is nothing, or something. Ocean. wave. But is this imagination the right vision? No, I hope you enjoy it as you like. If you feel like it and listen to it as you like. Even if it's not what the artist intended. Ah. By the way, I was not good at reading impressions. This is my summer vacation homework when I was in elementary school. Far from being an impression, I was not good at writing. It feels like the sentence "write as you like" didn't exist anywhere. Then, when did you start writing as you like and enjoy it? "St. ELMOS FIRE ~ Phantom Light ~" may be mellow. However, rather than a melting sleep, I feel something that leads to awakening silence. It may be better to call in than to awaken. The noisy back of my chest calms down, and I feel like I want to start something. I feel like I'm calling for something new that is different from my feelings up until now, but that may suit me in the future.




収録アルバム「DIFFERENCE」は復刻リマスターで発売中
The recorded album "DIFFERENCE" is on sale as a reprint remaster.

【2024年4月加筆】
[Updated April 2024]

崎谷健次郎の「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」に関する記事を読んだ方に向けて、次に提供すべき情報をまとめました。2024年4月時点の最新情報も含めて、崎谷健次郎の音楽活動や作品について詳しくご紹介します。

崎谷健次郎の音楽活動と背景

崎谷健次郎は、1987年にデビューした日本のシンガーソングライターであり、クラシック音楽とポップ、R&Bを基盤とした独自のスタイルで知られています。彼の音楽は、繊細なメロディーと深い歌詞が特徴で、多くのファンに愛されています。代表曲には「もう一度夜を止めて」や「涙が君を忘れない」などがあります。

「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」の背景

「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」は、崎谷健次郎のアルバム「DIFFERENCE」に収録されている楽曲です。この曲は、1988年にリリースされ、彼のキャリアの中でも特に人気のある作品の一つです。曲名の「St.ELMOS FIRE」は、船乗りたちが目撃する神秘的な光の現象「セント・エルモの火」に由来しています。この現象は、静けさと神秘性を象徴しており、曲のテーマにも深く関わっています。

最新情報とリリース

2024年4月時点で、崎谷健次郎は引き続き音楽活動を続けており、新しいアルバムやライブパフォーマンスも精力的に行っています。彼の最新アルバム「Eternal Light」は、2023年にリリースされ、多くのファンから高い評価を受けています。このアルバムには、新曲だけでなく、過去の名曲のリマスター版も収録されており、彼の音楽の進化を感じることができます。

崎谷健次郎の影響と評価

崎谷健次郎の音楽は、日本国内だけでなく、海外でも評価されています。特にフィリピンでは、「涙が君を忘れない」が「babalik kang muli」というタイトルで親しまれており、多くの人々に愛されています。また、彼の楽曲はテレビドラマや映画のサウンドトラックとしても使用されており、その影響力は広がり続けています。

ファンへのメッセージ

崎谷健次郎は、ファンとの交流を大切にしており、公式サイトやSNSを通じて最新情報を発信しています。彼の公式サイトでは、ディスコグラフィーやライブ情報、ブログなどが更新されており、ファンは常に彼の最新の活動を追うことができます。また、彼の音楽はSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスでも楽しむことができるため、いつでもどこでも彼の音楽を聴くことができます。

まとめ

崎谷健次郎の「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」は、彼の音楽キャリアの中でも特に印象的な楽曲の一つです。彼の音楽は、静けさと神秘性を兼ね備え、多くの人々に感動を与え続けています。2024年4月時点でも、彼の音楽活動は活発であり、新しい作品やライブパフォーマンスを通じて、ファンとの絆を深めています。これからも崎谷健次郎の音楽が多くの人々に愛され続けることを期待しています。

この情報が、崎谷健次郎の音楽をさらに深く理解し、楽しむための一助となれば幸いです。


written by 水瀬次郎


オリジナル投稿:2019年4月25日

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