2019年11月4日月曜日

「バージンブルー」SALLY 夏と潮風と炭酸飲料



イントロから、ビシッと終わるまで、約4分程度。

あっというまですが、物語が凝縮しています。


流行はやっていた当時は、耳に馴染むヒット曲という認識でした。

数多いヒット曲のなかの、ひとつ。

誰が歌っているのか知らないまま、こびりついて。

カセットテープで何度も聴きました。

やがて別のヒット曲に取って代わられるのでしょう。

当時は次から次へと名曲が現れていたので、ある意味で「集中的に聴いて、すぐに聴かなくなる」なんてことが日常でした。


それなりの年月が経過して、あのときのヒット曲が、いまだによく聴く楽曲のひとつになっています。

永遠と刹那は表裏一体ですね。




バージンブルー

SALLY

1984年 夏



「バージンブルー」は、SALLYのデビュー曲。

当時、清涼飲料水のCMソングでした。

「バージンブルー」は、SALLYのデビュー曲。



ギターよりもサックスのほうが強い印象インパクトのある曲だなと感じていましたが、あらためて聴いているとバンドならではの編曲と演奏が素晴らしいなと。

バンドサウンドは、ベースの音が気持ちよく聴けるかどうかが自分なりのポイントです。



ライブとレコードで違和感がないことにも、感動しました。


文化祭や学園祭のライブで聴く「音」と、録音された音源レコードの「音」の違いが少なければ少ないほど、妙に感動してしまうのです。

そんなことを思い出します。






あらためて聴きなおすと、とても新鮮です。

音色がクリアーで、いきいきとした印象。

当時は荒削りに感じられたのが、いまでは完成度が高く感じられるばかりで「これ以外まったく考えられない」という印象です。






もしかすると「自分の青春」を肯定したいという気持ちが強いのかもしれません


1984年の夏は図書館の自習室に通っていました。

たまに勉強をサボって、地下鉄を乗り継いで埠頭や桟橋に出かけています。

「バージンブルー」は、音で聴く青春恋愛小説のような感覚だったのかもしれません。





written by 水瀬次郎





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