風が強く吹いている日は、春でも寒く感じます。
なまあたたかい風のこともありますが、湿っていてヒンヤリしてくるような。
そういうときに限って、薄着になっていたりするので、油断と言えば油断です。
冬服スタイルでいたなら、むしろ『ちょっと動くと暑い』くらいだったと思います。
インストゥルメンタルの音楽を聴いていると、気持ちが洗われるような感覚があるんですが、メロディそのものは『歌っている』みたいなものも多くて、けっこう物語性とか詩的な感じがするんですよ。想像の範囲が広くて、自由に世界を思い描けるというか、なんというか。
雨の日、曇りの日、ときどき晴れ間が現れる日、そんな日に究極のインストゥルメンタル曲が流れてくると、静かに興奮します。テンションあがります。
ブリキの蛇口@photo AC
松岡直也「On A Summer Day」
アルバム「SPLASH & FLASH」収録
1985年作品
「SPLASH & FLASH」は、わたせせいぞう氏のイラストがジャケットカバーになっている作品です。
そのまんまレコードジャケットを飾っておきたくなる感じだったのを覚えています。
その中の一曲、「On A Summer Day」は、まあ一曲目ということもあって、かなり強く迫ってくる楽曲です。ピアノ主体なのも最高。ベースとドラムが、妙に緊迫している雰囲気を出しています。透明な緊迫感です。
リゾートサウンドというより、どこかスリルやサスペンスの要素があるような、ある種の苦味を感じさせてくれるサウンドです。
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