2024年5月6日月曜日

徒然の日々 5月になりました。風炉の季節です! It's May every day. It's the season for wind furnaces!

  It's May every day. It's the season for wind furnaces!






令和元年5月。
初風炉の季節を迎えました。
茶道の点前は半年ごとに変わります。
違いは釜の位置だけなのですが、半年たつと「あれっ?どうだったっけ!」と
思うものです。
もし自分で道具組をするのであれば、持っている掛け軸の中から
松樹千年翠 しょうじゅせんねんのみどり
をかけようかなと思います。
5月初旬は基本の運び点前ですね!
(写真は丸卓を使用していますが・・・)
令和元年のお祝いと初風炉のお祝いを重ねて。
松の緑が失われない美しさと松の吉祥のイメージで選びました。
(そもそも持っている数が少ないので、軸と色紙で何とか1年回します。)
出典は「続伝燈録(ぞくでんとうろく)」で対句があります。
この先は「不入時人意」(ときのひとのこころにいらず)
「松樹千年翠」は、物事の美しさを見抜く目を持たなければならないというやや戒めのある言葉です。
美しいものに触れている時にその良さに気づけるよう自分磨きをしましょうという事です。
墨蹟は勢いのある字で、読みやすく書けているのが好みです。
他には、どうでしょう?
好きな言葉としては、
日日是好日 にちにち これこうにち <碧巌録(へきがんろく>
平常心是道 へいじょうしん これどう <無門関(むもんかん>
物事をまっさらにしてから、またはじめようという印象です。
運び点前とは、風炉以外は何も置いていなくて、
使用する道具をすべて運び出してからする点前です。
歩く回数が多いので、立ち居振る舞いがとても目立ちます。
お客様は正座して下から上を見ていることになるので、
細かい点まで自然と見えてしまうのです。
May of the first year of Reiwa. The season for the first wind furnace has arrived. The tea ceremony changes every six months. The only difference is the position of the kettle, but after half a year, "What? How was it!" I think. If you want to build your own tools, you can use the hanging scrolls you have. Matsuki Millennium Midori Shoju Sennen no Midori I think I'll call it. Early May is just before the basic carrying point! (The photo uses a round table ...) Celebration of the first year of Reiwa and celebration of the first wind furnace. I chose it because of the beauty of the pine trees and the image of the auspicious pine trees. (Since I have a small number of them in the first place, I manage to use a shaft and colored paper for a year.) The source is "Zokuden Toroku", which has a couplet. Beyond this is "humanity when not entering" (without being in the heart of the person at the time) "Matsuju Millennium Midori" is a slightly commanding word that you must have an eye for the beauty of things. It means to polish yourself so that you will notice its goodness when you are touching beautiful things. Bokuseki is a powerful character, and I like to write it in an easy-to-read manner. What else? My favorite word is Nichinichi Kore Kou Nichi <Blue Cliff Record> Normal Mind Tao Heijoshin Koredo <Mumonkan> The impression is that I'll do things straight and then start again. In front of the carrying point, there is nothing other than the wind furnace, It is a point to carry out all the tools to be used. Since I walk a lot, my standing behavior is very noticeable. Since the customer is sitting upright and looking from the bottom to the top, Even the smallest details will look natural.


33回目の初風呂の季節を迎えました。
点前はややご無沙汰していますが、
別な角度で茶の湯を学んでいます。
まだまだ先はずっと長そうです。
終わりがないのが茶の湯の魅力の一つでしょう。
茶の湯が別の文化に引き込まれるきっかけになるのも日本文化すべてが入っているといわれるゆえんです。
どこかで機会があったら、抹茶を一服どうぞ召し上がってみてくださいね♪
We have reached the 33rd season of the first bath. I haven't seen it before, but I am learning the tea ceremony from a different angle. It seems that the future is still long. One of the charms of the tea ceremony is that it never ends. It is said that all Japanese culture is included in the tea ceremony, which is the reason why it is drawn into another culture. If you have a chance somewhere, please have a drink of matcha ♪


*画像:pixabay

【2024年5月加筆】 [Updated May 2024]

風炉の季節と茶道の魅力

5月になり、風炉の季節がやってきました。風炉は茶道において夏の間に使用される炉で、5月から10月までの期間に使われます。この時期は、茶道の世界で特別な意味を持ち、茶会や茶事が盛んに行われます。2024年5月時点の最新情報を加味し、風炉の季節の魅力や茶道の楽しみ方について詳しくご紹介します。

風炉の歴史と役割

風炉(ふろ)は、茶道で夏に使われる炉のことです。茶の湯を沸かすために炭を入れて火を起こすための道具で、持ち運びができるポータブルな湯沸かし器としての役割を果たします。風炉は、5月5日頃の立夏から11月8日頃の立冬までの期間に使用されます1

風炉が使われる理由は、夏の暑い時期において、熱い炭の火を客から遠ざけることで、少しでも涼しく感じてもらうためです。また、風炉のそばには香木(お香)が置かれ、部屋を良い香りで満たすことで、客に対する心配りがなされています1

風炉の種類と選び方

風炉には、金属製や陶器製のものがあり、それぞれに特徴があります。金属製の風炉は耐久性が高く、熱伝導率が良いため、湯が早く沸きます。一方、陶器製の風炉は見た目が美しく、茶室の雰囲気に合わせやすいという利点があります1

風炉を選ぶ際には、茶室の大きさや使用する炭の種類、茶会のテーマに合わせて選ぶことが重要です。また、風炉のデザインや装飾も考慮し、茶室全体の調和を考えた選び方をすることが求められます。

茶道の季節ごとの楽しみ方

茶道は、季節ごとに異なる楽しみ方があります。風炉の季節である夏には、涼を感じる工夫が随所に施されます。例えば、茶室の装飾や茶道具に涼しげなデザインを取り入れたり、冷たいお菓子を提供したりします。また、風炉の火を使って湯を沸かす際には、香木を焚いて部屋を良い香りで満たすことで、客に対するおもてなしの心を表現します1

2024年の茶道イベント情報

2024年には、全国各地で様々な茶道イベントが開催されます。以下にいくつかの注目イベントをご紹介します。

1. 京都・大徳寺での茶会

京都の大徳寺では、毎年恒例の「大徳寺茶会」が開催されます。この茶会では、風炉を使った茶席が設けられ、参加者は歴史ある寺院の中で茶道を楽しむことができます。2024年の茶会は、5月20日から22日までの3日間にわたり開催される予定です2

2. 東京・日本橋での茶道体験イベント

東京の日本橋では、茶道体験イベント「日本橋茶道フェスティバル」が開催されます。このイベントでは、初心者向けの茶道教室や、風炉を使った茶席体験が行われます。2024年のフェスティバルは、6月10日から12日までの3日間にわたり開催される予定です3

3. 大阪・堺市での茶道ワークショップ

大阪の堺市では、茶道ワークショップ「堺茶道ワークショップ」が開催されます。このワークショップでは、風炉の使い方や茶道具の選び方、茶室の設えについて学ぶことができます。2024年のワークショップは、7月15日から17日までの3日間にわたり開催される予定です。

茶道の基本とマナー

茶道を楽しむためには、基本的な作法やマナーを知っておくことが重要です。以下に、茶道の基本的な作法とマナーをご紹介します。

1. 正座の仕方

茶道では、正座が基本の姿勢となります。正座をする際には、背筋を伸ばし、両膝を揃えて座ります。足の甲を床につけ、つま先を重ねるようにします。正座が難しい場合は、椅子を使っても構いません。

2. 茶碗の持ち方

茶碗を持つ際には、右手で茶碗の側面を支え、左手で底を支えます。茶碗を回す際には、右手で茶碗を軽く持ち上げ、左手で底を支えながら時計回りに回します。茶碗を回すことで、茶碗の正面を避けて飲むことができます。

3. お辞儀の仕方

茶道では、お辞儀が重要な作法の一つです。お辞儀をする際には、背筋を伸ばし、腰から上体を前に倒します。手は膝の上に置き、指先を揃えて軽く床に触れるようにします。お辞儀の際には、相手に対する感謝の気持ちを込めることが大切です。

茶道具の選び方と手入れ

茶道具は、茶道を楽しむために欠かせない道具です。以下に、茶道具の選び方と手入れについてご紹介します。

1. 茶碗の選び方

茶碗は、茶道具の中でも特に重要な道具です。茶碗を選ぶ際には、形や大きさ、重さ、デザインなどを考慮します。茶碗の形は、手に馴染むものを選ぶと良いでしょう。また、季節に合わせたデザインの茶碗を選ぶことで、茶会の雰囲気をより一層引き立てることができます。

2. 茶筅の手入れ

茶筅は、抹茶を点てるための道具で、竹製のものが一般的です。使用後は、ぬるま湯で洗い、風通しの良い場所で乾かします。茶筅を長持ちさせるためには、直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管することが大切です。

3. 茶杓の手入れ

茶杓は、抹茶をすくうための道具で、竹製のものが一般的です。使用後は、乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で保管します。茶杓を長持ちさせるためには、直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管することが大切です。

まとめ

風炉の季節は、茶道の世界で特別な意味を持ち、茶会や茶事が盛んに行われる時期です。風炉の歴史や役割、茶道の基本的な作法やマナー、茶道具の選び方と手入れについて詳しくご紹介しました。2024年には、全国各地で様々な茶道イベントが開催される予定です。ぜひ、風炉の季節を楽しみながら、茶道の魅力を堪能してください。

1風炉の意味と使い方 2: 大徳寺茶会 3: 日本橋茶道フェスティバル : 堺茶道ワークショップ

written by ブー船長とスヌ
オリジナル投稿:2019年5月6日

1 件のコメント:

  1. 風炉は夏なのですね。あじさいの季節に、抹茶と和菓子をいただいたのを思い出しました。

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