2025年10月29日水曜日

ブロック塀修繕で失敗しないために!工事後にやるべき最新チェックポイント

原題:ブロック塀の修繕工事が完了しました



ブロック塀の壊れた箇所を修理しました。

地震対策を考えると、重い塀より軽いフェンスのほうがよいと思いました。
もっといえば、生垣にしたほうが美しいし、しっかり根付けば強さもあります。
しかし盛り土の部分があると、土が流れていかないようにしなければ。
滅多に行わない工事ですが、やるときは『これでいいのか』と、自問自答しています。

yuw77さんによる写真ACからの写真








【参考までに】

火災保険の場合

火災保険の場合は、申請が通れば保険金が支払われます。
審査や調査で日程的に長く感じられても、復旧に必要な金額ほとんどをカバーできるのがメリット。
なんなら『今年は工事しないで貯金しておいて、来年リフォームするときの足しにする』という利用方法も。
「被害に対する補償」ですね。
ご利用は計画的に。

行政からの補助金・助成金の場合

同じ市町村内の業者を利用して、見積り通りの工事をします。
承認された見積り通りに契約が済めば、一律に受け取れて、スピードも早め。
復旧に対する支援、あくまでも「工事契約した人への補助・助成」ですね。
即ご利用を。

【参考記事】
台風による災害はどの保険で補償されるの?

【2025年10月加筆】
[Updated Oct 2025]

✅【完全ガイド】ブロック塀修繕後に知っておくべき最新情報(2025年版)

1. はじめに:なぜ「修繕後の情報」が重要なのか?

ブロック塀の修繕工事が終わったからといって、安心しきるのは危険です。2025年現在、国土交通省や自治体は、耐震性・安全性・防災対策を強化するための新基準や補助制度を次々と導入しています。修繕後の維持管理や追加対策を怠ると、再び倒壊リスクや法令違反に直面する可能性があります。本記事では、最新の安全基準・補助金・メンテナンス方法・防災対策・資産価値向上策を徹底解説します。


2. 最新安全基準と法令(2025年版)

■ 建築基準法のポイント

  • 高さ制限:ブロック塀は 2.2m以下、擁壁は構造計算必須。
  • 厚み:高さ2m以下なら10cm以上、2m超なら15cm以上。
  • 控え壁:高さ1.2m超の場合、3.4mごとに控え壁設置。
  • 基礎:高さ35cm以上、根入れ30cm以上。

■ 盛土規制法・宅地造成法

  • 高さ2m超の擁壁撤去・設置には都道府県知事の許可が必要。
  • 盛土工事区域では追加の安全対策義務。

■ 石綿障害予防規則(2025年7月改正)

  • アスベスト事前調査義務化(床面積80㎡以上の解体工事は電子報告必須)。

3. 修繕後に必ず行うべき「安全点検」

国土交通省が示すチェックポイント:

  • 塀の傾き・ひび割れの有無
  • 鉄筋の露出や腐食
  • 基礎の沈下
  • 水抜き穴の詰まり(擁壁の場合)

推奨頻度:年1回+地震・豪雨後の臨時点検
専門家診断:耐震診断士による調査を3~5年ごとに実施。


4. 補助金・助成制度(2025年最新)

  • 自治体補助金:撤去・改修費用の最大50%補助(例:杉並区、静岡市など)。
  • 防災・安全交付金:耐震改修促進法に基づく国の支援。
  • 申請タイミング:工事契約前に必ず事前相談→交付申請。

必要書類例

  • 工事契約書・領収書
  • 工事前後の写真
  • 所有者同意書
  • 安全性チェックリスト

5. メンテナンスと長寿命化のポイント

  • 防水塗装:雨水浸透防止で劣化を遅らせる。
  • 排水機能維持:擁壁背面の水抜き穴を定期清掃。
  • 植栽管理:根の侵入による基礎破損を防ぐ。

6. 防災対策とリスク管理

  • 地震対策:控え壁・鉄筋補強の追加施工。
  • 豪雨対策:排水路の整備、擁壁背面の透水性確保。
  • 避難経路確保:倒壊時に通路を塞がない設計。

7. 資産価値を高める外構リフォーム

  • デザイン性向上:ブロック塀→アルミフェンスやオープン外構へ。
  • 防犯性強化:センサーライト・防犯カメラ設置。
  • エコ対応:緑化フェンスや透水性舗装で環境配慮。

8. 費用相場と見積もりの見極め方(2025年版)

  • ブロック塀解体:5,000~10,000円/㎡
  • 擁壁解体:14,000~35,000円/㎡
  • 仮設・養生費:30,000~100,000円
  • 交通誘導員:15,000~20,000円/日

見積チェックポイント

  • 工種別内訳
  • 安全仮設費の有無
  • 廃材処分費込みか

9. まとめ:修繕後こそ「次の一手」が重要

ブロック塀の修繕はゴールではなくスタートです。安全点検・補助金活用・防災対策・デザイン改善を組み合わせることで、事故防止と資産価値向上を同時に実現できます。2025年の最新法令や補助制度を活用し、安心・快適な住環境を維持しましょう。


次のアクション提案

  • 「自治体補助金の最新一覧」
  • 「DIYでできるブロック塀メンテナンス」
  • 「外構リフォームで資産価値を上げる方法」

安全第一!
written by 水瀬次郎
オリジナル投稿:2019年10月29日

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